アントシアニンとは その期待される効果と食品、PHなどの説明

アントシアニン 健康

ブルーベリー・ビルベリーやカシスなどの植物由来のアントシアニンには目のピント調節機能をサポートして、焦点を合わせやすくすることにより、目の調子を整える機能があると注目されているファイトケミカルです。

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アントシアニンとは

アントシアニンは、ポリフェノールの一種で植物の花や果皮などにふくまれる色素です。ポリフェノールは、紫外線やウイルスなどの外敵から実を守るために植物がつくり出したファイトケミカル(植物性食品の色素や香り、アクなどの成分から発見された化学物質)の一種です。
アントシアニンは、配糖体であるアントシアニジンと糖で構成されており、抗酸化力が非常に強く、活性酸素の除去に有効といわれています。

アントシアニンの効果

アントシアニンのゆうえきな効果をあらわす背景の作用機序は完全には理解されていませんが、ロドプシンの再合成促進や血液循環の改善、フリーラジカル消去、などが報告されています。

アントシアニンは網膜上に存在するロドプシンという光感知タンパク質の再合成に関与しているとされています。
ロドプシンは光が当たる事によって生じる信号が脳に送られ“物が見える”と認識され、この光感知タンパク質の分解・再合成を繰返すことで“物が見える”という状態を維持しています。近くを見る時毛様体筋(ピントを調節する筋肉)が緊張します。近くを見続けることで筋肉が凝り固まりピントが合いづらくなります。アントシアニンを含む食品(アントシアニンとして 30~57.6 mg/日 )を摂取することで、目のピント調節機能に対して有意に改善したとの調査結果があります。

目の使いすぎやストレスなど、大きな負荷がかかると大量の活性酸素が体内で発生します。アントシアニンは目の筋肉の活性酸素を除去して疲労感を軽減すると言われています。

アントシアニンを経口摂取することで末梢の血液循環が改善されて、体温低下からの回復が促進されるとの調査結果があります。また、目の下の血流量が有意に増加して、目元のくまが改善されるとの報告もあります。高血圧網膜症に有効性があるとの研究成果はあるとされています。これらのことから微小血管障害改善作用があると考えられます。

下肢静脈の循環不全に対してアントシアニンを摂取したことで下肢のしびれや痛み、痙攣などが改善したとの報告があります。また、痔疾患の改善も報告されているため、静脈循環不全に対して効果があると思われます。

アントシアニンを含む食品

カシス;二種類のアントシアニンを含んでいます。カシスアントシアニンの吸収性は、他の果実アントシアニンと比較して約4倍高いとの報告があります。
なす;紫色の皮に『ナスニン』というアントシアニンが含まれています。ビタミンK、カリウム、葉酸、食物繊維なども含んでいます。
黒豆;黒豆アントシアニンの色素によるものです。黒豆アントシアニンは強い抗酸化作用があると言われています。
プルーン;食物繊維、ソルビトール、果糖が含まれています。ソルビトールによる便秘改善効果もあります。生と乾燥のどちらにでも摂取できます。
ブルーベリー:ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富に含まれています。生のほかジャムやジュースでもよい。
ぶどう;アントシアニン以外にレスベラトロールやタンニンなど豊富なポリフェノールが含まれています。生は皮のまま食べて、赤ワイン、干しぶどうとして食べても良いです。
クランベリー;アントシアニンやキナ酸、トリテルペン類、カテキン類、タンニン類、フラボノール類を含んでいます。そのままでは酸味が強いため食べづらいので甘味料添加クランベリー果汁として摂取した方が良いです。

アントシアニンとph

アントシアニンはPhの影響を受けやすく酸性領域では安定していますが中性領域・アルカリ領域では分解されやすいです。
光や熱などでも分解されやすいです。

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