バンドワゴン効果~日本人が流行に弱い理由

行列 特集

日本人がラーメン店やスイーツ店などに行列する光景は、世界的にも知られていることですが、どうして並んでしまうのかというと、その理由としてバンドワゴン効果があります。

バンドワゴンとはどういう意味なのかというと、パレードの先頭を行進する楽隊車のことを言います。つまり、料理店に行列するのは、その店で出される料理が美味しいという情報が流れると、そんな評判であるならば美味しいに違いないと、個人の判断ではなく集団の判断を基準として行動してしまうからです。

バンドワゴンのことを勝ち馬と呼ぶこともあり、バンドワゴン効果のことを勝ち馬に乗る、時流に乗ると呼ぶこともあります。

最初は数人が情報をもとに行動したとしても、人数が増えて十人、百人となっていくと、さらにその選択が正しいという証拠として捉えられ、その選択をする人が多数派となります。

このバンドワゴン効果は選挙のような投票行動にも見ることが出来、マスコミが優勢だと報道した候補者が、当選することが多いのはそのためです。

さて、なぜ日本人がこのバンドワゴン効果に沿った行動をしやすいのかというと、日本人が個人を主とするよりも集団を主とする傾向にあるからです。

問題は、そうやって選択した結果はあくまでも「正しいに違いない」という思い込みによるものです。個人の好みというのはバラつきがあるので美味しくないと思うことがありますし、報道で優勢となっていた候補者の政治センスや人間性が素晴らしいという保証もありません。

バンドワゴン効果の結果として、失敗もありえるのです。例えば、日本の政治で、政権交代の機運がマスコミによってつくられ、それが実現した結果として政治に混乱がもたらされました。でも、その選択は一人が行ったものではなく、集団を行ったものなので、特定の誰かが責任を取ることはありません。

バンドワゴン効果は流行を生み出しビジネスチャンスを得るためには効果的ですが、社会全体を見れば様々なリスクを被ることも考えなければいけません。

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