中学3年生の春。最初で最後のデートの色は。

はじめてのデート 恋愛・婚活

私は人生初めての男性とのデートがとても残念な思い出になっています。

中学3年生の冬、卒業式の後私に告白をしてきてくれた男の子と私はお付き合いを始めました。私はそれまでに何人かの男の子とお付き合いをしていましたが、デートするということはその人が初めてでした。ただの映画を見るというデートでしたが、私は前日の夜から服装考え髪型を練習し、かわいいと言ってもらえるように、たくさん準備をしました。

彼とは住んでいる場所が離れていたため、映画館のある街の駅に集合と言う約束をしていました。

デート当日。彼は顔は整っている方でスタイルも良くてどんな服装で来てくれるのかと心を躍らせて駅で待っていました。

彼が乗った電車が到着し、ウキウキしながら彼を探すと、彼は全身青色でした。私は思わず、頭の中でドラえもんを想像しました。なんと、彼は初めてのデートなのに全身青色の中学校のジャージで登場したのです。

私は本当にびっくりしました。心から帰りたいと思いました。こんな格好で映画を見に行く、しかもがっつり恋愛映画を。

考えただけで震える位嫌でした。なんでこんな格好で来たんだろうと言う不思議だなぁと言う気持ちが怒りの気持ちを上回り、私はなぜか笑ってしまいました。

彼は、私がなぜジャージできたのと聞くと「これが1番きれいだったから」と答えました。

この答えを聞いて私は、彼は家に何か事情抱えているのかと思いました。これ以上問い詰めるのは申し訳ないと思い映画館に向かいましたが、後々彼の友達が送ってくれた写真などには彼が普通の服を着て普通の靴を履いて、全身真っ青なんて言う事はありませんでした。

彼と映画館につきチケットを買うとき、たまたまドラえもんの映画が公開していて、ドラえもんの映画見ないんだなぁと思ってしまいました。そんな私の思いが伝わってしまったのか、近くにいた小さな男の子が彼に、お兄ちゃんもドラえもん見るの?と話しかけていました。お母さんと私はとっても気まずかったです。

映画はさすが話題の映画なだけあって、とてもいい雰囲気になりました。そしてちょうど、映画が終わる頃には夕方になっていて映画館の外を歩くと彼の青色があまり気にならなくなっていました。

映画の影響もあって彼と私は初めて手をつなぎました。とてもぎこちなかったのを覚えています。

2人で並んで歩いていると、お店のショーウインドーの前を通りました。ふと、眺めてみると私たちは完全にドラえもんとドラミちゃんでした。私はたまたま黄色のスカートを履いていて、髪の毛を赤いゴムで結んでいました。周りの人が見たら完全にあの兄妹だなと思われたに違いありません。

こんなに恥ずかしい思いをしたのに、少し笑ってしまったのはきっと映画のせいだと今は思います。

私は家に帰るまで誰にも会いたくない!と心から誰にも合わないことを祈っていました。しかし、こういうものはうまくいかないものです。帰りの電車に乗るとき、向かいのホームに1番あいたくないクラス1のやんちゃ坊主に遭ってしまいました。

その日の夜私たちの事はクラスの人たちに知られ渡っていて、気まずくなった私たちは付き合って1ヶ月で別れてしまいました。

きっと彼がドラえもんではなかったら、自慢の彼氏として長く続いていたことでしょう。まだ幼かった私は、見た目がよくないことを恥ずかしがっていたのです。今だからこそ冷静に内面が大事だと思うことができます。

しかし、冷静になってみても、あの青色は忘れられそうにありません。私にとって初デートは恥ずかしさと青色に埋め尽くされたざんねんなものでした。

関西のお住まいの20代前半の主婦の方からいただいた中学3年生の初めてのデートの甘酸っぱいエピソードでした。

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