限界利益とは

限界利益 特集

限界利益とは経済学や会計管理の用語の一つで、「売上高-変動費」のことを言います。変動費とは売上高や販売量に比例して増減する費用の事です。

計算には、売上高に関わらず発生する家賃や正社員の給与などを指す固定費や、オフィスや工場などを作る際の初期に発生する、サンクコスト等は含まれません。

(※限界利益=固定費+利益)

また、限界利益を売上高で割ったものを、「限界利益率」と言い、これが高ければ高いほど、利益を出しやすい物やサービスを販売しているとみなされます。どんなに売上高が多くても、これが低すぎる商品やサービスだと、利益をほとんど生み出していないことになります。

限界利益率はマイナスになることもあり、これは売れば売るほど損失を出していることになりますので、生産をストップするか、プラスになるところまで生産量を減少させることが必要です。

営業利益という言葉も会計上に存在しますが、これは限界利益から固定費を引いたものになります。限界利益と営業利益の違いは、内訳に固定費が含まれるか含まれないか、というものです。会社全体の営業利益がマイナスだと、会社は赤字状態であるという事です。会社の経営状態を判断するためには、売上高や販売数ではなく、営業利益を確かめましょう。

限界利益という言葉は、テレビや新聞などのメディアであまり出てくることはありませんが、会社の経営状態を判断するためには、非常に大事なものです。経済学や会計学では、これらのことを本格的に学習しますので、興味のある方は教科書などを購入し、読んでみることが望ましいです。

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損益分岐点

経営に携わる者ならば常に意識している損益分岐点ですが、最近では、社員・スタッフにも経営感覚を求める経営者が多くなっています。

損益分岐点を簡単に表現すると、利益と損失の境目、ということになります。つまり、損益とは損-損すること、益-儲けることです。そして、分岐点とは分かれ道なので、損益分岐点とは、損と儲けの別れ道のポイント、ということになります。

損益分岐点は、どのように経営に役立てられるのでしょうか。かたい言葉から銀行などの金融の世界だけなのでは…と思ってしまいます。しかし、意外と私たちの身近の幅広い分野で使われています。

例えば、お店の経営です。損益分岐点を考えれば、商品を作ったり販売するまでにかかるコストから、どれだけの売り上げを上げれば利益が生まれるかの予測を立てることができます。パン屋さんを例にあげてみましょう。

大まかに言って、①材料を購入する、②工場の機械や人力で製造・加工する、③宣伝のために色々と広告する、④お店で販売する、などがあります。

この①~④までの過程のすべてにお金=費用が掛かります。

この費用には固定費と変動費があり、家賃など商品の売れ行きに関係なく必要な費用が固定費、材料費などたくさん売れるのと比例するのが変動費です。損益分岐点を求める計算式もあります。

固定費÷(1-【変動費÷売上高】)です。このようにして、固定費・変動費と売上との関係を把握すると損益分岐点が予測できるのです。

固定費と変動費

固定費とは、売上や販売数、稼働の条件に関係なく発生する費用であり、家賃、減価償却費、パソコンソフトのリース代金が含まれます。固定費が少ない方が、会社の経営には好ましいとされています。

変動費とは、売上、生産量、販売量の変化に比例して、増減する費用の事を指します。変動費には、仕入れ原価、原材料費、販売手数料などが含まれます。

人件費は、正社員の様に、売上や販売数の増減に応じて、給与を変化することが難しい場合は固定費になりますが、派遣社員、契約社員の給料や残業手当など、企業内での仕事量に応じて、増減できる場合は変動費とみなされることもあります。

変動費は売上や販売数などの会社の業績に左右されるので、会社の業績が良くないときには減らす事ができ、経費を削減できます。しかし、固定費は企業の業績に左右されず、一定の金額を支払い続ける事が必要です。また、固定費の割合が大きいと、売上が増加しても、絶対的に支払わなければならない金額が大きいので、会社に利益が残らなくなってしまう可能性もあります。

固定費を少なくするためには、家賃が安価なところにオフィスを構えたり、正社員数を減らして派遣社員や、フリーランスを雇用する方法があります。しかし、あまりにやり過ぎると、社内に不満が充満してしまい、売り上げ減少につながりかねません。

固定費と変動費は、経済学では初級のテキストにも載っている、経済やビジネスでは初歩的な概念です。本格的に学習したい方は、一度、経済学の教科書などを、読んでみることをお勧めします。

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