このエピソードは私が大学生の頃のお話なのですが、ちょうど時期はGWで、私は仲の良い男女の友人グループと一緒にキャンプへ出かける予定でした。
私の大学は四国の片田舎にある大学で、その県は自然が多く、山、川、海と遊べる場所が満載。アウトドア好きにはたまらない場所でした。
その年のGWも男女8名の仲の良いグループで、車で3時間ほどの場所にあるキャンプ場でキャンプをしようということになったのです。
当時は8名のうち車をもっている人が私と他2名しかおらず、その3名のうち1名は女性で運転にまだ慣れてなくて人を乗せるのが怖いと言っていたことから、私が1台車をだすことになりました。
乗っていたのは、ホンダのライフで、GW当日に車を出してみんなをのせてみると、軽自動車に大人4名とキャンプ道具を詰め込んだため、車体は非常に重く、車内はパンパン状態になっていました。
しかし、そんな状態の車も仲の良い友人と見ていると笑えてきて、これから楽しみなレジャー旅行が始まるんだとワクワクが止まらなくなるのでした。
いざ出発!テンション上がってきた
もう1台の車が揃ったところで、いよいよキャンプ場へと出発します。車の中では音楽をガンガンにかけ、出発してから10分で車内はカラオケボックスのようになっていました。
私も運転をしつつ、テンションが上ってきて、ちょうど目の前は田舎の2車線道路にある少し小高い上り、下りの坂になっていました。
パンパンの軽自動車では、坂を登るにはアクセルをいつもより強めに踏まないといけません。
「ぶおぉぉぉぉぉ」という音をさせながら、アクセルを強く踏んだ車は坂を上りきり、そこから一気に下りに差し掛かります。強くアクセルを踏み込んでいた車は、「びゅぅ」という感じでスピードを出した状態で下っていきました。
「少し早すぎるかな?」とは思ったのですが、そのスピード感も気持ちよく、坂を下りきったら減速しようと考えてました。
ん!?あれは・・・ねずみ
そして、坂を下りきったときに、最悪の出来事がおこったのです。私の車の少し先に警察官が現れました。
はじめは、誰を誘導してるんやろ?と思ったのですが、どうやら誘導しているのは私のようです。
そうです、私は下りでスピードを出し過ぎで、警察のネズミ取りにつかまったのです。
車を道路わきにとめて、周囲を未定見るとパトカー2台と4、5名ほどの警察官と机が広がっていました。どうやら、絶賛ねずみ取り中の場所だったようです。
私はしばらく頭が真っ白になっていました。人生初めてのスピード違反を、まさかこのGWの初日にとられるなんて…。
「お兄ちゃん出し過ぎだよ−、はい、制限速度を21キロオーバーしてたから、20キロ分の罰金が発生するからねー。」
あと、2キロ遅ければ10キロオーバーだったのに…と後悔に苛まれ、もしかしたら2キロ分ぐらいまけてくれないかな?と考えたのですが、そんなに世間は甘くありませんでした。
減点されたうえに、1万数千円の罰金を支払うことになった私は、トボトボと車に帰りました。もう気分は最悪です。楽しかった旅行モードから、いきなり現実に引き戻されてしまったのですから。
これは今でも苦い思い出の一つです。ただ、同乗していた友人たちにとってはすごく面白かったようで、今でも久しぶりに会うとよくネタにされて笑い話になっています。
スピード違反の取締って怖いですよね。違反しなきゃいいだけなんだけど、ついつい気分が良いとスピード出ちゃうんですよ・・・。って実は私、先月、覆面パトカーにスピード違反で捕まっちゃった(;_;)警察官って優しい言葉遣いで対応してくれるんだけど、絶対に許してくれません。本当に怖いです^^;