30代の女性です。これは私が20代の頃に友人と行ったハワイオアフ島でのできごとです。
待ちに待ったハワイ!!ハワイホノルル空港に降り立ち、大きく深呼吸。
はあ~、ハワイの匂いだ!
バスに揺られてワイキキ通りへ。アラモアナでお買い物してホテルへチェックイン。
機内食を完食しお腹が空いていない二人は某ストアで簡単な夕食を済ませました。○○○ストア、なんて便利なんだろう。あっちにもこっちにもある!きっと毎日行くんだろうな。
翌日は半日観光ツアーに参加して、楽しみの夕食に備えて軽めのランチ。やって来ました!チーズケーキファクトリー!
混んでることは想定済みです。だから17時に到着しました。
チーズケーキファクトリーに入れない!?
ここで1つ目のミスです。
えっ?予約は20時までいっぱい?
じゃあ明日は?明日も予約でいっぱい!?
じゃあランチは?ランチの予約はしていないって?
やってしまったと思いました。
日本人観光客にとても人気があるのは知っていたけど、まさか海外の観光客からもこんなに人気だとは。でもよく考えればチーズケーキファクトリーは当時オープンしたばかりだったので、注目を浴びていないわけがないのです。
でも、諦めきれない。よし!明日のランチで並びます。
今日はホテル近くのイタリアンで我慢しよう。
そして翌朝の10時過ぎに並び始めました。なんか進み具合早くないですか。まだ11時前ですけど店内へ入れちゃいました。
オーダーした料理のボリュームがすごいことすごいこと。朝食が早かったとはいえ、完食する自信は全然ありません。チーズケーキよ、ごめんね。
君たちまで到達できそうもありません。手付かずのチーズケーキを見てため息をつく二人。
それを見ていたナイスバディでかわいいウエイトレスさんが話しかけてくれたのです。よかったら包みましょうか?ホテルへ持って帰りますか?英語混じりの日本語とジェスチャーで一生懸命伝えてくれました。
はい、ぜひともお願いします。どうもありがとう。わーい、やったー。
ルンルンでホテルへ帰る私たちです。
でもホテルへ着いたら極度の睡魔に襲われます。チーズケーキを冷蔵庫に入れるのを忘れたまま寝てしまったのです。翌朝の呆然とした二人。
クーラーガンガンだったし大丈夫だよね!?と言い聞かせて、恐る恐る食べてみる。なんて濃厚でおいしいの!
これがチーズケーキファクトリーなのね!
で、今夜の夕食どうする?なんとも食欲旺盛な私たちです。夕食に備えて軽めにランチタイム。そしてロイヤルハワイアンセンターへ夕食のために向かいました。
ロイヤルハワイアンセンターが
もうすぐ2つ目のミスが発覚します。
あれ?こんなに暗かったっけ。何、このシート。
「大規模修復工事中」
嘘でしょ。
どうするのよ今日の夕食。何でロイヤルハワイアンセンターが工事中なの?もう9時だよー。他のお店の予約なんかとれないよー。
あれ、ここの席、昨日の隣の席だね。今夜は何食べようかな。はい、2日続けてイタリアンです。同じお店です、○○○ストア。撃沈しました。
こんな私たち、実は私は3回目のハワイ、友人は4回目でした。
微妙に土地勘があったせいもあり、せっかく買ったガイドブックを見るのもそこそこ、行き当たりばったりな旅にしてしまったのです。ここで初めてガイドブックが毎年刷新される意味を体で感じたのです。
チーズケーキファクトリーを日本で予約しておけばよかったこと、ガイドブックをきちんと読んでロイヤルハワイアンセンターの修復工事の情報を収集すればよかったこと。
旅先で思うように食にありつけないのは、なんとも不憫で寂しいものです。
二人ともよほどのことがなければ大抵の食事は、ロイヤルハワイアンセンターでどうにかなると思い込んでいたのです。でもどうにもならなかった。なんともトホホな始末です。
それからその友人とは国内、海外と数回旅行に行きましたが、必ずオリジナルの旅のしおりを作っています。
「いつ、どこで、何を食べるか。」を、必ず決めてから出発するようになりました。
それがかなりのトラウマとなった私は、新婚旅行でも旅のしおりを作り、今でもほんのちょっとのお出かけでさえ、食事だけは下調べを入念にしています。
旅先で食事する場所がないのは、精神的にも体力的にもきついです。
そしてせっかくの時間をレストラン探しで潰してしまうのは、本当にもったいない話です。どうかこれから旅行を予定される方は、レストランだけはキープしてからお出かけされることを、強く強くおすすめします。
失敗から学ぶことって多いですよね。この失敗以後は旅行をする時にオリジナルの旅のしおりを作るようになったみたいだけど、それってちょっと素敵ですよね^^