パリやリヨンなどの大都市では日本食材を豊富に扱うお店があり、ふりかけやだしなど和食を作るために欠かすことのできないアイテムを購入できます。
しかし私が住んでいるのはシャラントというフランス南西部にある県で、日本食材どころかアジア人すらほとんど見かけません。
最近は和食ブームのおかげで大きなスーパーにお寿司のコーナーができていますが、作っているのはタイ人がベトナム人です。生春巻の皮を使った巻き寿司や、やたらに四角い握りずしなどが普通に売られています。
フランスに来てからすでに5年経っているのでだいぶ食生活にはなれましたが、私は大の米好きで今でも1日に1回はお米を食べないとお腹が落ち着きません。
お米も日本で売られているような美味しいものは手に入らず、仕方なくタイのジャスミン米を食べています。
数ヶ月に一度は実家の母に食材を送ってもらっていますが、日本に住んでいたころは何気なく食べていた懐かしい商品をフランスで見ると心が和みます。
母のセレクトのほかに私がネットショップで選んだ食材も小包に相乗りさせてもらっています。ネットショップを見ているとあれもこれも欲しくなってしまい、日本の商品をオーダーするひとときはちょっとした癒しの時間になっています。
ご飯のともやだし、スープのもとなどいろいろなものを購入しましたが、最近のヒットは楽天市場で買った越前かに問屋「ますよね」のひじき生ふりかけでした。
70グラム入りが4袋で1000円というお手ごろ価格で、炊き立てのご飯に混ぜ込めばタイ米もおいしく頂くことができます。
子供の頃から海藻類が大好きな私にとってひじきは日本の味で、フランスの暮らしに疲れたときも食べれば元気が出ます。
ご飯に混ぜる食べ方は2歳の息子も大好きで、普段はもっぱらパン食の彼もお茶碗2膳をペロリと平らげてしまいます。
いろいろな使い方ができるのも嬉しいポイントです。卵焼きに入れるのが私のお気に入りで、海草なんて食べたことがないというフランス人の友人もおいしいと言ってくれました。おいしくて栄養たっぷりのひじきに彼女も興味を持ったようで、次回は私にも一袋買ってと頼まれてしまいました。
軽いのも国際郵便を利用している者にとってはありがたいです。重い商品は送料が高額になるので購入がためらわれますが4袋でも300グラム以下なので気軽に注文することができます。
1ヶ月に2袋のペースで食べていますが、賞味期限が長いので余裕を持って消費できます。