1. TOP
  2. 海外旅行
  3. ローマの“ほろ苦い”休日

ローマの“ほろ苦い”休日

 2017/07/31 海外旅行 この記事は約 4 分で読めます。 450 Views
ローマの地下鉄

あれは10年以上前、一人でイタリア・ローマを訪れたときのことでした。

イタリアは何度も来ていて、ローマも初めてではありません。

それだけに、今思えば多少気のゆるみがあったのかも…。

実は、「スリ」に遭ってしまったのです! 地下鉄の中で。

ローマの地下鉄は暗いし、分かりにくいし、治安があまり良くないという話は以前から聞いていました。しかし前も乗ったことがあるし、仕方ないので少々用心しながら乗りました。
混雑した車内では、ヨーロッパ人もアジア人もスリを警戒してリュックを前に抱えるなど、自衛策をとるのが普通です。

私は斜めがけのバッグを体の前にし、チャックをきちんと閉めて、左手にはお土産の小さな紙袋を持ち、右手は手すりにつかまった状態で車内に立っていました。

日本のラッシュアワーほどではないですが、けっこう混雑していましたね。
が、特に異変を感じるようなことはまったくなかったです。

そして目的の駅に到着。ホッとして降り、階段を上がろうとしてバッグを見たら・・・

チャックが開いている!! しかも・・えっ、、財布がないっっっΣ( ̄ロ ̄lll)

落ち着け私、落ち着け私、と言い聞かせましたが、したたってくる冷や汗と混乱で、めまいがしそうになりました。
とにかく構内でカバンの中をこれ以上触るのは避け、急いで地上に出て再確認。
すると、不幸中の幸いで奪われたのは財布だけ。

パスポートやカメラなど、その他の貴重品は無事だと分かり、まずは安心しました。
旅行を続けるのに必要な現金と別のクレジットカードは、ホテルにあずけた荷物の中にも入れておいたので、お金も大丈夫。
しかし、いま思うと必要ないものは日本に置いておけばよかったものを、運転免許証や保険証は財布の中にあったので、日本での面倒な再発行手続が必要となり、後から苦労しました。

すぐ対処できることはしておいたほうが良いと思い、近くにあったJTBローマ支店へ駆け込み、事情を話しました。
日本人女性がいて対応して下さったので、とても助かりました。
こういうときはやっぱり日本語が通じる安心感が全然違います。

「きっとプロの仕業でしょう」とのこと。
そのころ、日本人を狙ったスリがとりわけ増加していたようです。まったく気づかないまま財布だけを盗みとる手口を思い出すと、確かに、かなりの連中に違いない、と思いました。

電話をお借りして、まずは財布に入っていたキャッシュカード・クレジットカードを即ストップ。
そして、その足でイタリアの警察署へ向かいました。一応、被害届を出そうと思ったのです。
まぁ、戻ってくることなんてないだろうなと思いつつ。。。

イタリア語と英語まじりで事情を話すと、ガランとした部屋に通されて一枚の用紙に住所・名前など必要事項を記載して終了。
白いテーブルの角にジッとハエが止まっていて、こっちを見ていたのが、なぜか妙に印象に残っています。やるせない気持ちに拍車がかかって…。
スリは決して珍しいことではないので、警察官も「あぁ、はいはい」といった感じでした。

今後は、決して地下鉄に乗らないこと、万が一乗らざるを得ないときはカバンを前にするのはもちろん、チャックにカギをかけようと心に決めました。

その後、何度かまた海外に行く機会がありましたが、スリにはもう遭っていません。
どんなときでも、日本と違い、用心しなくてはいけないと、改めて思い知らされた経験でした。

なお、この件は後日談があります。
丸2年の後。駐イタリア日本大使館から手紙が届いたのです。
驚いて中を読むと、
「あなたのものと思われる財布が出てきました。国際郵便で送ることも可能です。必要な国際切手を同封してくれれば送り返します。処分してよいならこちらで処分します」
という内容で、もうびっくり仰天!!

すっかり忘れた頃に出てくるなんて。
とうに新しい財布を使っていましたが、ちょっと好奇心もあって返送してもらいました。
そして封を開けて2年ぶりに「再会」してみると・・・

…ボロッボロのルイ・〇ィトンの財布。

誰が、一体、どうしたらここまで2年で汚くしてしまうような使い方をしたワケ?! と不思議な気持ちに。そして、いかなる経緯をたどってまた私の元へ帰ってくることになったのか、そのストーリーを財布に語らせたくなりました!!

スられて、忘れた頃に戻ってきて。
なんというか、数あるイタリアでの思い出の中でも、苦笑い第一位のエピソードです。

\ SNSでシェアしよう! /

そらeうみの注目記事を受け取ろう

ローマの地下鉄

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

そらeうみの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • 公衆電話の使い方がわからずニューヨークの街を彷徨い、帰国便に乗り遅れて空港内をさらに彷徨うはめに

  • 激安ツアーで3泊4日のグアム旅行~機材トラブルによるフライトの変更からはじまった大トラブル

  • 台湾旅行の魅力と持っていくと便利なものは?【これだけは必携!】

  • 花の都パリでスリ被害!これで私もパリジェンヌの仲間入り??

  • スーツケースと派手なベルトが同じツアー客とかぶって取り違える!ロンドンへの一週間旅行でのハプニング

  • ソンクラーンって何!?かなり怖い思いをしたタイ・サムイ島への女2人の海外旅行