【除草剤】種類と安全性、使い方と効果、除草剤のラウンドアップなどの説明

除草剤 特集

雑草は放置しているとどんどん伸びてしまいますので、定期的に草刈りや除草は行いたいですが、忙しさからそうした時間が取れないという人もありますし、夏場などはいくら草刈りをしてもすぐに伸びてしまう傾向にあります。

雑草対策をより手軽に行うのであれば、除草剤を活用することがおすすめです。これは雑草が気になるところに散布することで、根元からしっかりと枯らしてくれたり、雑草を生えにくくしてくれる便利な商品です。

とはいえ、やはり植物を枯らせるほどの強い薬剤ですし、子供やペットへの健康の影響、環境への影響が心配という人もあるのではないでしょうか。除草剤にも様々な種類がありますので、じっくり比較して使いやすいもの、安全性に優れたものを選んでいきましょう。

同じ選ぶのであれば、雑草に強く、しかも環境やペット、人に優しい商品を選んでおきたいですが、特によく選ばれているものにグリホサートを原料としたものがあります。こうしたタイプの除草剤にも色々な種類がありますが、ラウンドアップは特に有名な存在で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

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ラウンドアップ

このタイプの特徴は、葉っぱから入って成分が根まで運ばれて、全体をしっかり枯らすことができることがあげられます。希釈して使うことができますので一本購入すればかなり広い範囲の除草を行うこともできます。

土壌への影響も気になるところですが、土壌に吸着されると不活性化し、アミノ酸に分解されていきますので、環境にもやさしく安心して使えるものとなっています。
そしてこうしたタイプは非選択性ですのでなんでも枯らしてしまうという特徴があることは知っておきましょう。

芝生など枯らせたくない植物も枯らしてしまいますので、使う場所には注意も必要です。基本的には100倍程度に薄めて使いますが、頑固な雑草の場合は50倍などより濃度を濃くして使います。

竹などの頑固なタイプには原液を使うこともありますが、安全に使うためにも使用方法はよく確認しておきましょう。

家庭用ではじょうろや霧吹きを使って散布すると良いですし、広い範囲で使いたい場合は噴霧器も便利です。

芝生はそのままに、雑草だけ枯らしたいのであれば、特定の作物には効かない選択性のものを選ぶことがおすすめです。

葉や茎から吸収されるタイプの商品は今生えている雑草に効果的となっており、これから生えてくる植物には効果のないものとなっています。

除草剤

そして同じような商品でも農耕地用と非農耕地用があり、使える場所も違いがありますので、違いはよく確認して、それぞれの使いたい場所に合うものを選びましょう。

農業の場面で使う際には農耕地用を選ぶ必要があります。非農耕地用はより低価格となっていますが、こちらは有用作物のない、駐車場や空き地で使うものとなっています。

こうしたタイプを散布する場合は近くに果樹園や畑がないかも確認しておきましょう。農林水産省への登録がない薬剤ですので作物への散布は行えないものとなっています。

そして、雨が降るとせっかく散布した薬剤も流れてしまいますので、天候にも注意して利用しましょう。

やや高価となりますが、雨にも強いタイプの商品も販売されており、ラウンドアップにもそうしたタイプがあります。

このほかにも土壌処理型の除草剤もあり、こちらは土壌から植物の根に吸収されることで効果を発揮してくれます。発芽した種子が育たないようにするタイプで、水田などでよく利用されています。水田用では稲の苗を枯らすことなく雑草の成長を抑えられるものとなっています。

接触型の除草剤もあり、これは地上部に出ている雑草だけを枯らしたい時に役立ちます。根が残るので再生しやすい傾向にありますが、傾斜地など、土壌が流れやすい場所で役に立ってくれます。根から処理するタイプであれば傾斜地の土壌が流れてしまいやすくなりますので、場所によって使い分けることもおすすめです。

液体タイプは希釈して使えるので便利ですが、このほかにも粒タイプのものもあります。

植物をまったく植えない場所に使うのであれば粒タイプの商品も便利です。地面に撒いておくと土壌から植物の根へと吸収されていきます。土壌に長く残ることとなりますので効き目も長く、数か月程度効果が持続してくれます。

駐車場など植物を植えない場所に向いている商品です。非選択性ですので、様々な植物に作用しますので、庭木も枯らしてしまうこともあります。強力な効果があるので、雑草の管理はとても楽になりますが、こうしたタイプの除草剤を使うとしばらくは畑にすることはできません。

雑草を枯らすのに役立つという意味では同じですが、それぞれ違う特徴もありますし、使用できる場所も違いがありますので、じっくりと比較して最適なものを選んでいきましょう。

同じようなタイプでもゆっくりと効果の出るタイプもあれば、即効性に優れたタイプもありますので、目的に合わせて使い分けていきましょう。

除草剤バスタについて

除草剤バスタは茎葉処理型の除草剤で、使用する人にとっても安全性が高く、また作物にも直接液体がかからない限り影響が及ぶ事がありません。

バスタの有効成分であるグルホシネートは地面に散布後、吸収され土の中にいる微生物によってあっという間に分解され、最終的には水やリン酸、炭酸ガスに変化するので土壌内に残ったり堆積する事も無く土にも優しいです。

そしてバスタは幅広い種類の雑草に効果があるので、沢山の野菜や果物を作る時に使用されています。例えば野菜でいうとキャベツや白菜、きゅうりにピーマン、人参、トマトに大根、たまねぎ、ほうれん草、果物だとリンゴやぶどう、梨や桃、イチゴなど多岐にわたります。

バスタの特徴として挙げられるのは即効性です。散布してからわずか2~5日程で効果が出始め、1~2週間でほとんどが除草されます。また抑草期間が長いというのも特徴の一つです。一度散布すれば、効果が長く持続する為除草作業の回数を減らす事が出来るというのも大きなメリットです。

バスタの使用方法は水で希釈したら雑草全体にまんべんなくかかるように散布します。この時にじょうろ等を使用しても問題ありません。一度散布すればほとんどの雑草に効果がありますが、中には一度だけでは駄目なものもありますので、その場合はまた散布すれば雑草の生育を抑える事が出来ます。

クリンチャー除草剤について

クリンチャー除草剤は水田用除草剤として広く使われています。イネ科雑草(ノビエ類)に特に効果が期待できますが、発芽後から5葉類の時期に使用することが推奨されます。それ以上に大きくなると効果が弱まりますが、その他多年生雑草や広葉雑草は成長した後も効果が期待できます。稲にしっかりと日を当てて成長を促すためにも早めに使いましょう。

使用する際には落水する、もしくは湛水はごく浅くします。水の量が多いと効果が半減し、また漏水した場合には主に魚類に対して薬害が発生する恐れがあるので注意します。散布後は少なくとも3日間はそのままの状態にします。

ごく浅く湛水している場合には5日間、散布後7日間は雨が降ったとしても落水やかけ流しをしないようにしてください。散布の適期が遅れると効果が期待できなくなるので逃さないようにしてください。薬害の恐れがあるので、展着剤は使用しないようにします。

また、高温時など薬害が生じやすい条件で使用する場合は多めに希釈水を使用してください。使用できるのは収穫前50日までなので注意しましょう。散布する際に希釈した液は使い切るか適切に処理をして残しておかないようにします。薬害の恐れがあるので重複散布はせず、2回以内の使用にとどめましょう。

2,4-D除草剤について

2,4-D除草剤はホルモン型、吸収移行型の除草剤で液体の色は茶褐色です。2,4-D除草剤を散布すると雑草の根から成分が吸収されて、その後雑草内に入ると生理的な障害を与えて枯れさせます。

広葉雑草には効果を発揮しますが、イネ科の雑草には効果がないのが特徴です。

気温が25度以上の高い季節ほど、除草剤の効果は高くなり、一度散布すると、約3週間ほど効果が持続し、水田で使用する場合水を入れることなくそのままでも散布する事が出来ます。ただ散布後に雨が降ってしまうと効果が薄れてしまうので、なるべく晴れた日に散布すると良いです。また雑草が多い時や、散布する時期が遅れてしまった場合は、所定量の範囲内で少し多めに除草剤を使用しても問題ありません。

使用上の注意としては、2,4-D除草剤の原液は刺激性があるので、皮膚や目に付かないように注意し、希釈する時は保護メガネを着用する必要があります。また散布時はマスクや手袋、作業服を着用したほうが良いです。

2,4-D除草剤は気温が高いと効果が高くなりますが、極端な高温や低温だと薬害が生じてしまう恐れもありますので、そういう場合に散布するときは、所定量の範囲内で少なめに除草剤を使用する必要があります。

保管方法は、きちんとふたを閉めて、直射日光を避け、食品とは別の涼しくて乾燥した場所に保管すると5年ほど持ちます。

サンフーロン除草剤について

雑草はすぐに伸びて来るので、毎回除去するのが大変という方は、農耕地に使用可能で根までしっかり枯らせる、サンフーロン除草剤を使うようにしましょう。水で薄めてから、雑草に直接散布するだけなので初めての方でも簡単に使えます。ジェネリック品ということもあり、数ある除草剤の中でも安くて、購入しやすいのが魅力なので試してみてください。

雑草除去効果が高く、長持ちするので、サンフーロン除草剤はプロから一般の方まで、幅広く利用されています。水で薄めてから散布するお得な除草剤なので人気が高く、1本500ml、100倍希釈で1000平方メートル、およそ300坪に使用することが出来ます。

雑草の茎や葉に、水で希釈したサンフーロン除草剤を散布すれば、晴天日ならおよそ6時間で吸収され、根まで枯らして再発を防げます。雑草の種類は選ばないので、一部の草だけ残るようなことはないですし、作物を育てる予定の農耕地にも使用できます。

サンフーロン除草剤は土壌に残留しないので、果樹の根元や田畑にも安心して使えますし、農林水産省登録がある除草剤なので、公的な試験で立証された、高い効果と安全性があります。一度使うと手放せなくなるほど便利なので、雑草除去にお悩みの方は利用するようにしましょう。

ホタルイ除草剤について

水田に多量に生えるホタルイの除去に悩まされている生産者は少なくありません。異常なまでの繁殖力の強さから、除草剤をまくだけでは取り除けないので、問題雑草とも呼ばれてきました。

ホタルイはスルホニルウレア系の除草剤への抵抗力が高い個体が多いのですが、新たに誕生した除草成分、アルテアを配合した除草剤を使えば取り除けるので試してみてください。ホタルイの地上部だけでなく、地下部の伸長も抑えられるほど強力に効くので、アルテア配合の除草剤を店頭やインターネット通販で見かけたら、購入するようにしましょう。

アルテア配合の除草剤を使えば、ホタルイの根までしっかり浸透して枯らせることが出来ます。メタゾスルフロンの愛称がアルテアなのですが、この成分の多年生雑草に与える効果は非常に高く、2.5~3葉期のSU抵抗性ホタルイでも、問題なく枯らす効果が実証されています。

ホタルイ並みの問題雑草といえば多年生雑草のクログワイですが、アルテアはこれにも十分な効果を発揮できます。地上部だけでなく、地下茎の伸長と、塊茎の形成を抑えられるので、翌年に発生するリスクを減らせます。水田に生えている雑草をスッキリさせたいときは利用するようにしてください。

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