関西国際空港は大阪府、泉州沖の大阪湾に造成された海上空港であり、大阪のみならず関西地方の主要空港、国際空港となっています。
単に関西空港と呼ばれることも多いです。
ただし、大阪にある空港ですが大阪空港という呼び方はしません。
大阪には関西空港の開港以前より通称伊丹空港と呼ばれる空港があり、今でも国内線に関してはこちらが大阪の主要空港になっているためです。
関西国際空港のフライト情報
フライト情報 関西国際空港:http://www.kansai-airport.or.jp/flight/
国内線:http://flight.kansai-airport.or.jp/info/kixfltweb/JDD.htm
国際線:http://flight.kansai-airport.or.jp/info/kixfltweb/JID.htm
第1ターミナルと第2ターミナル
関西空港には2つの旅客ターミナル、第1ターミナルと第2ターミナルとがあります。
実は第2ターミナルは2012年に新たにオープンしたターミナルであり、いわゆるLCC、格安航空会社専用ターミナルとなっています。
LCC以外の全ての航空会社は、国内線、国際線ともに第1ターミナルを利用しています。
海外の大規模国際空港によくあるように、例えば航空アライアンスごとにターミナルビルを分けているなどということはなく、既存の航空会社かそれともLCCかによってターミナルを分けているわけです。
といいますか、そもそもの流れとしては第2を作ってからそれを後からLCC専用としたわけではなくて、初めから増加するLCCの需要を見込んでLCC専用のターミナルとして第2を建設したという経緯になっています。
ということで、アクセスに関しても、基本的には第1ターミナルへのアクセスを中心に考えられており、第1ターミナルに行くのは簡単ですが、第2ターミナルにはちょっと時間がかかるようになってしまっています。
LCC利用者の注意点
もし自分の利用する航空会社がLCCで、第2を利用する場合は予めアクセスルートや所要時間などをしっかりと考えておいたほうがよいでしょう。
特にLCCの場合はチェックイン可能な時間帯が非常に厳密に取り決められており、その時間をわずかでも過ぎると本当に飛行機に乗せてもらえない、そもそもチェックイン可能時間帯を過ぎてしまうとカウンターは無人と化し、泣きついて行こうにも泣きつく先がないということが起こるからです。
関西空港へのアクセス
関西空港へのアクセス方法としては、基本的には3つ考えられます。
一つ目は鉄道です。
JR線と南海線が乗り入れており、JR線は新大阪や京都から、南海線はなんばから特急が出ています。
その他に快速や急行のアクセスもあります。JR線と南海線の空港駅は、改札こそ別々ですが、位置的には横に並んだところにあり、改札口も横並びです。そして、第1ターミナル方面へは、改札口を出て左方向に進めばすぐです。
一方で、第2ターミナル方面へは、改札口を出て逆方向の右側に進みます。そしてエアロプラザから連絡バスに乗る必要があります。ちなみにこの連絡バスは無料です。
2つ目のアクセスはリムジンバスです。
これはターミナルに直結したバス停に着けてくれますので鉄道以上に便利ですが、第2にまで行くリムジンバスは限られています。
そのため、第1にしか行かないバスの場合は、第1についてから鉄道駅のほうに向かい、上に書いたルートで連絡バスを利用して第2に向かう必要が生じます。
3つ目のアクセスはマイカーですが、この場合は一番問題が少ないかもしれません。
マイカーの場合は道路標識に従って進むだけで第1でも第2でもどちらでも好きなほうに直接向かうことができるからです。もちろん、どちらのターミナルにも駐車場は完備されています。
なお、関西空港への3つのアクセス方法を書きましたが、実はもう一つ、非常にマイナーですが神戸空港より大阪湾を斜めに横切る形で高速船のアクセスルートがあります。
こちらは、高速船の着く場所はポートターミナルというところで、第1でも第2でもありませんが、そこから第1を経由して第2まで向かう専用のシャトルバスが運行されていますので、それに乗ることになります。
アクセス 関西国際空港:http://www.kansai-airport.or.jp/access/index.html