毛がにに含まれる栄養素について

毛がに グルメ

毛ガニにはビタミンB1、銅、ビタミンE、タンパク質、リン、ビタミンB2、ナイアシンが多く含まれます。カニ独特の旨みはグルタミン酸、イノシン酸、グリシン、アラニンなどで構成されています。

またカニはヘルシー食としても人気で、ダイエットにも最適です。他の魚に比べると、高タンパクの低カロリーなので、良質なタンパク質を多く含み、脂質や糖分はあまり含みません。気になるカロリーは、ゆでたカニで100g中83kcal、牛肉が100g中460kcalですので、その違いは歴然ですね。

カニはゆでるときれいに赤くなりますが、それは強い抗酸化作用を持つアスタキサンチンというカロチン色素のためです。カロチンは摂取すると免疫効果を高め、体内でビタミンAに変わり、動脈硬化やガンの予防、老化を防ぐといった働きをもっています。

またタウリンが豊富に含まれているため、細胞や血液を正常に保ち、主に肝臓に対して、良い働きをします。またアルコールの解毒作用もあるため、お酒を飲むときに食べると、アルコール性の肝臓障害などの予防に効果があります。また貧血の予防、疲労回復や視力の向上にも効果的です。

またカニの甲羅には、キチン質が多く含まれており、体の自然治癒力を高めてくれます。血中のコレステロール値を下げ、免疫力を高めます。また脂肪と結合して、腸から脂肪を吸収する作用を抑制する働きがあることもわかっています。ガン、肝炎、アレルギー疾患、糖尿病白内障、神経痛などに効果があります。

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毛ガニのアレルギー

カニアレルギーとはカニを食べることによって、人体にアレルギー症状がでる食物アレルギーの一種です。エビアレルギーと合併することが多く、食事のほかにカニに直接触れることによる接触じんましんや、粉塵を吸い込むことによってぜんそく等をひきおこすことがあります。カニ・エビアレルギーの主アレルゲンはトロポミオシンというタンパク質で、カニのエキスが含まれている食物すべてに注意が必要です。「カニかま」はもちろん、キトサン類のサプリメントなども禁止です。子供だけでなく大人も持っているアレルギーです。

カニアレルギーの症状は、摂食後1時間以内にじんましんや皮膚の腫れが出て、唇やのど、目、耳なども腫れてしまうという症状です。ほかには頭痛であったり、ひどい場合ですと呼吸困難を引き起こします。

カニのほかにエビやシャコなどの甲殻類を食べることによってアレルギー症状を引き起こすことを甲殻類アレルギーとまとめて呼びます。甲殻類アレルギーはイカ、タコ、貝類に比べて反応が強く出るため、より厳重な注意が必要です。

アナフィラシーショックとは、皮膚、粘膜、呼吸器、循環器、消化器、神経のうち2つ以上の重い症状が同時に起こったもので、血圧が下がって、ショック状態になることを言います。アナフィラシーショックは重篤な即時型過敏反応を引き起こすことがあるため、厚生労働省は加工食品に含まれるアレルギー物質のうち、エビ・カニの表示を義務づける対象にしています。

毛ガニの食べ合わせ

食べ合わせとは、食べ物の組み合わせ次第で、栄養効果が上がることを言います。しかし、時には組み合わせ次第で体に悪い影響が出ることもありますので、注意が必要です。例えば「てんぷらとスイカ」や「鰻と梅干」などは悪い食べ合わせの例です。「山芋とマグロ」や「さつま芋とレモン」など、これらはよい食べ合わせの例になります。

カニの場合は、悪い食べ合わせで代表的なものが「カニと柿」や「カニと芹菜」または「カニと茄子」です。カニも柿も体を冷やす作用があるため、一緒に食べると内蔵機能が低下し腹痛を起こす可能性がありますし、カニと芹菜は食べ合わせるとタンパク質の吸収に悪影響がありますのであまり体によくありません。毛ガニと茄子は中国でも食べ合わせが悪いものとしてよく知られており、食べ合わせると中毒になりますが、レンコンによって解毒が可能だそうです。

ではカニのよい食べ合わせの例はなんでしょう。例えば、うどやセロリなどは、カニとともに食べると、めまいや高血圧の改善効果があります。またしいたけ、トマトやサケ、昆布、酢などは、カニと合わせると動脈硬化の防止効果が期待できます。えのきだけ、かぶ、しいたけ、じゅん菜などは、発ガンの予防と転移の防止にもなり、さつまいも、せり、モロヘイヤ、枝豆などは炎症をしずめ、腫れや痛みをやわらげてくれます。

これらの食べ合わせには最近発見されたものもありますが、その多くは昔から語り継がれてきたものです。前者は栄養学の進歩によるものですが、昔からのものは先人の知恵とも呼ぶべきもので、栄養学なんてものがなかった時代に、よくそんなことがわかったものだと驚くばかりです。

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