血液検査についての説明

血液検査 健康

職場の健康診断の項目に必ずと言って良い項目が『血液検査』になります。

体調が悪くなって病院を訪れてもまず行われるのが『血液検査』です。

だいたいの血液検査ではスピッツ(血液を入れる試験管)に1~数本に分けて血液を採取します。

採血を受けたことがある方は

「なんでこんなに何本も採るのかな?」

「こんなにたくさん採る必要があるのかな?」

と思ったことがあるかもしれません。

このスピッツは検査内容によって中に入ってる試薬の種類が違うため何本にも分けて採らなくてはいけないのです。

健康診断で行われるのが基本的検査項目となります。

だいたいが血液一般検査(赤血球数、白血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数など)、
血清総蛋白濃度、血清蛋白分画、総コレステロール、中性脂肪、AST(GOT)、AST(GPT)、LDH、ALT、
γ-GOT、尿素窒素、クレアチニン、尿酸などです。

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血液検査の基準値

血液検査の結果を判断するのに従来は『正常値』が使われてきましたが、

正常値に入っているから”正常だ”、”病気じゃない” 

または正常値から少しでも外れると”異常だ”、”病気にかかっている”

と正常値は一般に誤ったイメージを与えがちになってしまいました。

そこでいままで使っていた正常値という言葉を『基準値』『基準範囲』という言葉に変更されました。

【基準値】は日本臨床化学会・日本臨床病理学会・日本臨床検査医会・日本臨床検査標準協議会などで以下の2つの意味に用いています。

①厳密に医学的に健康であると診断された健常個体(reference individuals)が示す定量検査の測定値を言う。

②定性検査および上限値と下限値の両方を求められない定量検査などについて、健常個体が示す測定結果を総括的によぶ。

血液検査でわかること

血液検査

熱が出た。腹が痛くて下痢をしている、腕が赤く腫れ上がった、
などの何らかの感染症を思わせるときに行われるのが
白血球数とその分類、赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値、血小板数、CRPです。

感染症では白血球数および分類の変化が明らかな現象として現れるため白血球の検査は必須です。

B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルスなどウィルスの感染も血液検査で調べることが出来ます。

一般的な肝臓機能検査の項目はAST(GOT)、AST(GPT)、LDH、ALP、γ-GOTです。

これらの基準値を上回ったり、全身症状(体がだるい、黄疸など)がある場合は
総ビリルビンや直接型ビリルビン、総蛋白、アルブミン、コリンエステラーゼ、TTT,ZnTTなどを調べることで肝障害の鑑別をつけるのに役立ちます。

一般的な腎機能検査のは血清クレアチニン、尿素窒素、血清電解質などです。腎機能検査には尿検査が必須です。

糖尿病があるのかも血液検査でわかります。

空腹時血糖、HbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)、GA(グリコアルブミン)などが糖尿病に関連する検査項目になります。

悪性腫瘍(癌)も腫瘍マーカーという血液検査項目でわかります。

CEAは一般的な腫瘍マーカーとして頻用されています。

大腸がんや膵癌、胆道系癌、胃がん、肺がんなどが知る手助けとなります。

CA15-3は乳がん、CA125は卵巣がん・子宮体がんなど。CA19-9は大腸がん、膵癌、胆道系癌など。

血液検査はほとんどの疾病を知る登竜門であります。

主な血液検査の基準値

赤血球数:男 450~610,女 380~530
白血球数:4000~10000
血小板数:15~40
AST(GOT):10~24
AST(GPT):5~19
LDE:200~400
ALP:3~10(Kind-King法)、0.8~2.9(Bessey-Lowry法)
γ-GPT:男 0~50 女 0~30
尿素窒素:8~23
クレアチニン:男 0.8~1.2 女 0.6~0.9
血糖:空腹時 110以下
HbA1C:4~6
CA19-9:37以下
CA125:50以下
CA-15-3:30以下
CRP:定性 陰性(-)、定量 0.1以下

白血球について
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