季語について

季語 イベント・レジャー

季語とは連歌、連句、俳句等において季節を表すために特に定められた言葉のことです。例えば春の季語は如月、花冷え、朧月等、夏は夕立、麦の秋、金魚等があり、秋は紅葉、二百十日等、雪や神無月は冬の季語です。

季節を表す言葉はすでに平安時代の歌人の間にも見られ、次の南北朝から室町時代にかけて発展した連歌では発句において季語はなくてはならないものとされました。江戸時代になって俳諧が成立するとますます重要視されるようになり、庶民の生活感覚も反映してその数も増えました。

このように日本文学の長い歴史の中で次第に成熟してきた季節を表す言葉ですが、同じ季節を表すのに幾種類ものニュアンスの異なる言葉を使い分けるのは日本人独特の感性によるということができ、そうした感性が生れる背景は日本の四季が多彩であるということによるといえます。

ごく短い詩形の中でものごとを表現する俳句では基本的に一句の中に季語を入れることが求められますが、俳句ばかりでなく日本の文化を考える上での重要な鍵となっているといえます。

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秋の俳句の季語

日本には俳句をつくるという文化が昔からあります。俳句とは五、七、五の17音からなる定型詩です。

季語をいれながら自然の風物や人物を読むものです。いま世の中は俳句ブームといわれているほど多くの人が俳句を詠んでいます。俳句の中には季語いれて読むのが基本ですが、秋の季語もいろいろあります。

たとえば、植物でいえば朝顔、秋の七草、萩、オクラなどがあり、食べ物でいえば梨、栗、柚子、楓などがあります。

季節の季語というのはとても多くありますが、それらが歳時記です。歳時記の中には季節にあわせて季語があつめられていまし、さらに解説もかいてあります。

そして例句も書かれていますので、初心者はまずは歳時記を参考にして理解することからはじめるといいでしょう。

自己流で作るのも楽しいものですが、もっとレベルをあげたいというときには、講習会に参加して句会に入るのも勉強になります。いまは年齢に関係なく句をつくる人が増えています。

夏の俳句の季語

俳句は季節感を感じる文学です。そのため、春夏秋冬の季節を表す言葉を使って詠むことが必要です。この季節を表す言葉のことを季語と言います。季語は旧暦をもとにして分類されるため、現在の季節とは少し違いがあります。俳句での夏のくくりは、旧暦の5月6月7月の事を指します。現在の暦では4月5月6月くらいのことになります。

そのため、現在の8月に経験するような出来事は夏の季語になりにくいです。「七夕」は7月の行事のため、夏ではなく秋の季語となるなど、少し不思議な感覚になりやすいです。

他にも、「朝顔」「天の川」「墓参り」なども秋の季語となります。逆にいえば、「五月晴れ」「梅雨」「鯉のぼり」などが夏を表現するものとされるので、現代人には分かりにくいともいえるでしょう。これらの事を踏まえると、俳句はとても難しくて、とっつきにくい感じがするのではないでしょうか。しかし、五七五という短い言葉で自分の感じたことを表現することが出来た時の喜びは、何にも代えがたいのではないでしょうか。

雨の季語

俳句では五七五という短い言葉の中に、季語という季節を表現する言葉を必ず使わなくてはいけません。その中でも、雨という文字を使った季語は春夏秋冬1年を通してあるのです。雨だから、この季節しかない、というくくりではありません。俳句の季語としての雨は、ただの「気象状況」を表現するのもではなく、その時の情景や心象を表しています。

そのため、季節によって思い浮かぶイメージが変化していきます。春ならば穏やかさや暖かさ、夏では雨の少ない季節がゆえに思いがけなさやインパクトの強さを表現、秋は寒い季節を迎える準備と少し物悲しいイメージ、冬は雪よりも冷たさを感じさせるもの。このように、それぞれの季節で様々な表情を伝えることができるのではないでしょうか。

そのため、雨とつく言葉だけでもたくさんの季語が存在するのです。静けさだけではなく、表現の仕方によっては激しさを感じさせることもできます。自分がどのように感じるのかを繊細に伝えるときにはもってこいでしょう。

7月の季語

季語は手紙・お礼状・案内状・俳句などに使われますが、7月の季語について紹介します。

「土用波」は、夏の土用の入り(7月20日頃)が過ぎた時期に、太平洋岸に現れる大波を言います。

「天河(てんが)」と言えば天の川で、七夕に使われる季語です。

「朝顔市」は、朝顔を売る市で、東京入谷(いりや)の鬼子母神(きしもじん)で、7月上旬に行われる入谷朝顔まつりが有名です。

また、水無月・山開き・海開き・百合・月見草・梅雨明・天道虫・毛虫・パイナップル・バナナ・マンゴー・メロン・瓜・冷麦・麦茶・氷水・アイスコーヒー・アイスクリーム・ラムネ・サイダー・ソーダ・ビール・冷奴・冷房・扇風機・風鈴・水鉄砲・祇園祭・盛夏・炎天・大暑・蝉・蝉時雨・プール・海水浴・夏休み・暑中見舞・夕顔・トマト・茄子・ハイビスカスなど沢山あります。

他にも、鮎・昼寝・汗・だんじり・雲海・ナイター(野球などの夜間試合)・7月・炎天・登山・焼酎・草むしりなど7月の夏を連想させる季語が多いです。

8月の季語

8月は夏休みやお盆休みがあるため、人と出会う機会が多くなります。さらに暑中見舞いや残暑見舞いを書くこともあるので、挨拶に使える季語を覚えておくようにしましょう。

8月に相応しい季語には、スイカや夏祭り、風鈴や花火、プールなどがあります。さらに8月の上旬は全国的に暑いため、猛暑や酷暑、冷夏などが季語として使えます。最近では真夏日に加え、猛暑日という言葉もテレビや新聞で使われるようになったので、覚えておくようにしましょう。

夏の言葉として、残暑や残夏、暮夏などがありますが、これらは使う時期に注意する必要があります。残暑などは、一般的に秋の始まりを告げる言葉で、お盆を過ぎたあたりの時期を指しています。

そのため、8月上旬に使うには早すぎてしまうことがあるので気を付けましょう。同様に、お盆を過ぎたら秋をイメージするような季語を使うように意識してみましょう。日焼けは夏をあらわす季語ですが、8月の終わりになったら日焼けの跡が残るや、日焼けが薄くなるなどと表現することで、秋らしさを表現することができます。

9月の季語

9月の季語ですが、メジャーなものとしては「秋分」や「敬老の日」や「お月見」等となります。夏場の暑さが残る事が増えて来た昨今、気温や天気の話を手紙の季語にすると、ちょっと実情とミスマッチな表現になりやすいですが、こういったイベントに関する表現を使えば、手紙を書いた時と相手が受けとった時との時間差、現実との違和感を上手く解消させられます。

秋分の日は、国民の祝日のひとつです。夏から本格的な秋に切り替わる節目の記念日と思われており、実際に気候的にはそうなのですが、元々は「自分達の先祖に思いをはせて、感謝の念を抱く日」という由来があります。また「身近な故人を偲ぶ日」でもあり、いわゆるお盆やお彼岸に近い日です。

お月見などはカジュアルに使える9月の手紙の季語です。9月は空気が澄み、日本列島の各地で綺麗な満月が見られます。手紙の書きだしにも使いやすいですし、お団子やウサギなど、そこから派生した可愛い表現も出しやすく、おすすめの9月の季語です。

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