債券、国債とはどういうものかについての説明

債券、国債 特集

「債券」とは、ある者や組織などが金銭債務を負うことを証明するために発行する有価証券のことです。

民間企業などがこの目的で発行する債券は「社債」と呼ばれます。

いずれかの公社がこれを発行すれば「公社債」と呼ばれます。

都道府県もしくは市町村などの地方公共団体により発行される債券は「地方債」と言います。

そして、国が発行するもの、それが「国債」です。

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国債とは

では次に「国債」についてです。

国債とは、国家が財政上の必要によって負う金銭上の債務のこと、もしくはそのために国家が発行する債券のことを言います。

したがって、簡単に言えば、これは「国の借金」です。

国は税金などで財政を賄いきれない場合、一般の個人や企業(金融機関など)に対してこれを発行します。

ちなみに、国の債券を購入した者は債権者、一方これを発行した国家は債務者に相当します、しかしながら国が発行する債券の場合には、債務の履行に関する強制力は存在しません。

これは国の借金ですから、この債券を購入した者(保有している者)には定期的に利息の支払いがなされます。そして、償還期限を迎えた際、元本の全額が返還されます。

償還期限が1年より短いものにかかる金利は短期金利、償還期限が1年より長いものに関しては長期金利と呼ばれます。

短期金利は住宅ローンなどの変動利率の設定の目安とされますし、長期金利は利率固定型の住宅ローン金利に影響を与えます。

また、長期金利は国家の財政状況や経済情勢、さらにはその国を取り巻く社会動向や国際情勢を反映した指標ともなっています。

このため、国債を購入するつもりがない人でも、その金利変動に注目している人は少なくありません。

国債の信用力

債券、国債

さて、国債を発行している国は日本だけではありません。米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、韓国、中国などをはじめとする非常に多くの国々がこれを発行しています。

これは、その国家の信用力に基づいて発行される債券です。社債などの債券と比較すると、国家が発行する債券は信用力に優れていると考えられるため、多くの投資家に人気の金融商品(有価証券)となっています。

「国がつぶれない限り安心」と表現する人もいます。しかし、絶対的に安心というわけではありません。

国家は財政的に破綻しそうになった場合、その破綻を回避するため債務不履行を実施する場合があるからです。

「債務不履行」は「デフォルト」とも呼ばれますが、簡単に言うとこれは、国家がその借金に関する責務(つまり、先ほど述べた債務者としての義務)を放棄する、ということです。

前述の通り、国債には債務の履行に関する強制力がないため、「泣き寝入り」という事態にも陥りかねません。

このため、世界には「格付け会社」というものが数社あり、国家の信用力をそれぞれの基準で判定し、一般に広く公表しています。

近年、日本の格付けは低くなっており、世界の国々の中で日本が得ている評価は20位を下回ります。

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