マグネシウムのはたらき、含まれる食べ物などについて

マグネシウム 健康

マグネシウは骨成分の一部を形成して、カルシウムとともに筋肉や神経の機能にも関係している無機質(炭素以外の元素からなる化合物、栄養素ではミネラルとも言う)です。

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主な無機質のはたらき

カルシウム(Ca):骨・歯の成分、神経・筋肉の興奮性の調節、血液凝固、酵素活性の共同因子、血液のpHの調節、情報メッセンジャー
リン(P):核酸やリン脂質、リンタンパク質の構成成分、水溶性ビタミン酵素への変換、エネルギー中間(ATP)の生成、骨・歯の成分
マグネシウム(Mg):骨の成分、酵素活性の発現、神経の興奮・伝達
鉄(Fe):酸素の運搬・保持(ヘモグロビンFe、ミオグロビンFe)、酵素(シトクロム・カタラーゼなど)の成分
ナトリウム(Na):浸透圧の維持、pHの調節
クロール(Cl):胃酸の成分、好中球の殺菌作用
カリウム(K):細胞膜輸送や細胞内外の電位差の維持
銅(Cu):酵素(シトクロムCなど)の成分
亜鉛(Zn):インスリンの構成成分(インスリンに結合)、多くの酵素の活性中心
ヨウ素(I):甲状腺ホルモン(サイロキシン)の成分
マンガン(Mn):ペプチダーゼなどの酵素反応の共同因子
イオウ(S):メチオニン、シスチン(含硫アミノ酸)の構成成分
コバルト(Co):ビタミンB12に含有
フッ素(F):骨・歯の構成成分

マグネシウムとは

身体の構成に必要な無機質は10数種類におよびます。その中のひとつがマグネシウムです。

マグネシウムは大部分が細胞内に存在していて、一部骨や歯の構成成分として存在しています。

生体内には約25gのマグネシウムが存在していて、骨組織に50-60%がリン酸塩として、残りは血漿、赤血球、筋肉中の各組織に存在しています。

血清中のマグネシウム濃度は1.5~2.5m当量/Lの範囲で維持されていて、約60%はイオン化マグネシウム、20~30%はタンパク結合マグネシウム(大部分アルブミンと結合)で、残りわずかがリン酸やクエン酸などの陰イオンと結合して存在しています。

マグネシウム 効果

マグネシウムは骨や歯の形成、エネルギー代謝に関する生体機能に必須な元素であり、リボソームの構造維持やタンパク質の合成に関わっています。

マグネシウムの効果は骨の形成や血圧の維持、脂質代謝を改善して動脈硬化を防いだり、心臓の病気を防いだりと重要な働きに利用されます。

マグネシウム 不足

マグネシウムは骨や歯の形成やタンパク質の合成、エネルギー代謝に関する生体機能に不可欠な無機質です。

マグネシウムは主に骨の表面近くにマグネシウムイオンとして保存されいて、不足した場合にはカルシウムイオンと置き換わり、マグネシウムが体内に補充されるます。

マグネシウムの不足は骨粗鬆症、虚血性心疾患、糖尿病などの原因となると考えられています。

血清マグネシウム値1.4m当量/L以下になると筋力の低下、付随意運動、テタニー様痙攣、腱反射亢進、知覚異常、不整脈、不安、幻覚、せん妄などの症状があらわれます。原因としては吐く、下痢、利尿剤などによる腎排泄の増加、急性膵炎などによる腸からの排泄の増加などで低マグネシウム血症となります。

血清マグネシウム値2.6m当量/L以上になると筋肉・神経障害による骨格筋の麻痺、平滑筋の麻痺による低血圧、不整脈、嗜眠・昏睡などが見られます。原因としてはマグネシウムの過剰摂取、腎不全によるマグネシウムの排泄障害などです。ダイエット目的でにがりの過剰摂取が原因で死亡した事例もあるので、多量のマグネシウムの摂取は厳に慎むべきです。

マグネシウム 便秘

便秘薬にマグネシウムが含まれていることがあります。これは、マグネシウムの腸管内での浸透圧が高まることで排泄を促します。

過剰摂取をすると下痢を起こします。下剤として酸化マグネシウム(通称カマ)や酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムは胃酸中和のために胃腸薬に配合されています。

マグネシウムが含まれている下剤や胃腸薬は腎不全を患っている人は高マグネシウム血症を引き起こす可能性があるため服用が禁忌となっています。

マグネシウムの多い食品

成人では一日300mgの摂取を目標とします。(摂取量の耐容上限量は約350 mg/日)

マグネシウムは精製・加工していない食品にゴマやアーモンドなどの種実類、ひじきなどの海藻類に多く含まれています。加工食品に含まれている量は少ないようです。一汁三菜を基本とした和食は、マグネシウムを含むミネラルをうまく摂取するには最適な食事になっています。

マグネシウムが豆乳を豆腐に固化させます。これがマグネシウム補給になります。

食物からマグネシウムを摂取する場合には、他の無機物(リンやカルシウム)とのバランスを適切にしなければ、尿路結石などの原因になります。健康食品やサプリメントなどからとり過ぎた場合には下痢などを引き起こす可能性があるため、適切な使用になるように気をつけましょう。

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