中秋の名月 十五夜、お月見などの風習について

中秋の名月 イベント・レジャー

中秋の名月は、八月十五夜とも呼ばれ、もともとは旧暦の8月15日に現れる月のことを指しました。現在の太陽暦とは違い、昔は月の満ち欠けを基本とした太陰暦だったため、15日は必ず満月となります。しかし実際には多少ずれることも多く、名月必ずしも満月ならずという言葉も有名です。

現在の中秋の名月は、9月7日から10月8日の間になります。これは秋分から前後半月の間で変動するためです。2017年には10月4日、翌年は9月24日と、たった1年の違いでも大きな差となって現れます。このため、年間スケジュールにお月見を組み込むときには、毎年きちんと確認することが大切です。

9世紀頃から始まった観月の習慣は、現在でも各地のイベントなどに受け継がれています。夜空に満月が映えることが一番ですが、たとえ曇天や雨であっても、昔の人は楽しみを見つけてきました。見えないながらも、ほの明るい空を見て風情を感じることが、粋な楽しみ方とされてきたのです。

中秋の名月というと、お月見をしながらお団子を食べるというイメージがあります。地方によっては里芋を出すこともあり、芋名月の呼び名で親しまれてきました。

また、こうした中秋の名月における観月は中国を由来としており、現在でも祝日となっています。いわゆる月餅などはここから生まれており、自分が食べるのはもちろん、贈答品としてもお馴染みです。中秋の名月をゆっくりと見上げて、そのロマンを感じていきましょう。

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十五夜

十五夜とは満月のことですが、具体的にどのような日のことか説明します。別名、「中秋の名月」とも言い、旧暦における8月15日頃のことです。現在は新暦なので9月中旬に訪れる満月の日のことを言います。

では、なぜ十五夜と言うのかというと、新月から満月になるまで15日かかるからです。そして十五夜と言うと、月見団子やススキを用意して満月を見るイメージがありますが、これにはしっかりとした意味があります。

まず、月見団子は秋の収穫に対する感謝の意味があります。ちょうどこの時期は秋の実りの時期であり、作物が豊富に収穫出来ます。また、ススキは収穫前の稲穂を表したり魔除けの意味合いがあります。つまり、秋の収穫を祝う意味合いがあるのです。

そしてなぜこの時期の満月を見るのかと言うと、この時期の空は一年の中でも最も澄み渡るため、綺麗な月を眺めることができます。そのため、月を見ながら収穫祭を行うようになったのです。十五夜にはこのような意味合いがあります。

お月見について

秋といえばお月見の行事がありますよね。どうして秋に行われるかというと、秋にはたくさんのお野菜やお米が収穫されます。それを感謝する意味を込めてススキやお団子をお供えするのです。

なぜススキかというと、本来なら稲穂をお供えするのですが、お月見の時期に稲穂がないため、形の似ているススキをお供えするようになったようです。

お団子は、収穫したお米でお団子を作りお供えしたとされています。

お月見泥棒って知っていますか?

お月見泥棒とは、子供たちによるお月見イベントのことを指し、日本各地で行われています。泥棒するものは、お月見に飾られているお供え物で、この日は特別に盗んでもいいとされています。この伝承には、子供たちを月の使者として考えられた時期があり、その名残として現代に至っています。

この日に限り盗んでもいいとされる風習は、昔の日本ではガス抜きとして捉えられた経緯があります。一時に日頃のうっぷんを解放することで、コミュニティが維持できる仕組みというのが通説のようです。それゆえ、お月見の日に子供たちがお供え物を盗むと、その民家には縁起が良くなる言い伝えがあるほどです。

お月見泥棒は、福島県や茨城県の農村を中心に、全国的に今でも残っています。名前だけ見ても、月が照っている時に堂々とお供え物を盗む行為には、ただただ微笑ましさが残る風習として継承されています。ちなみに、お月見泥棒のこうした有様には、日本版ハロウィンとして呼ばれることもあります。

満月、新月、三日月、月の満ち欠けなどお月さまの説明

月見

月の満ち欠け

月の満ち欠けは地球と月と太陽の位置の関係によって起きることですが、それを地球から見ていると不思議な感じや、ロマンティックなイメージが生まれることは確かなのですが、それだけに留まらないで、人間の身体にも影響すると言われています。

月は地球の周りを公転していますから、太陽に照らされた部分が変わり、地球から見ていると月は満ち欠けが起きるということが科学的な見解になります。

新月から三日月、半月と経過し、満月となり、その後徐々に欠けていき、また新月となり、繰り返すというわけです。

そして、単純な自然現象として月の満ち欠けがあるのではなく、人間の行動にも影響があるとした人がいます。バイオタイドという人で、地球の80%が海で、人間の身体も90%が水分ということに着目して、海の満ち引きが月のよってもたらされるように、人間にも影響変化がもたらされていると唱えた人です。

確かに、子供が生まれる時刻とか、人が天国に召されるときにも影響があると昔から言われていることは多くの人が承知しているところです。

新月

月は地球の周りをほぼ一定の周期で周回していて、約29.53日で地球を一回りします。月が満月になったり三日月になったりするのは、地球と月と太陽の位置関係から見え方が変化しています。

月の月齢には「0」から「29」までがあり、月齢0が新月の状態になります。新月の時には、地球から見てほとんど同じ方向に月と太陽があります。月と太陽とが同じ方向にあるため、地球から見た月は太陽光が反射していないため真っ暗になってしまいます。

そのため、地球から見えるはずの月の部分には、太陽からの光が当たっていないので見え難くなってしまいます。新月の時には地球から見え難くなっているため、月が出ていないと思ってしまう人も多くいます。太陽が部分的に隠れてしまう部分日食や皆既日食は、月が太陽に重なった時に起こる現象です。そのため、日食は新月の度に起こる現象ではありませんが、月と太陽とが同じ方向にある新月の時にしか起こらない現象です。

満月

満月は文字通り満ちた月、つまりまんまるに見える状態の月です。より詳しく言うと、地球のまわりを約29.5日周期でまわっている月が、地球をはさんで太陽と正反対の位置にきたときの月です。このときの月は地球から見える側の全面に太陽の光を受けるためにまるく光って見えるのです。

月が太陽と同じ側にあってまったく見えない新月から数えて、おおむね十五日目に当たるため十五夜の月とも呼ばれます。特に旧暦の八月十五日に当たる満月は仲秋の名月と呼ばれ、お月見が行われます。

満月はだいたい日の入りの頃に東からのぼり、日の出の頃に西に沈みます。なお、月が太陽から見て地球の影の中に入るのが月食です。月食は地球をはさんで太陽と月が一直線に並ぶときに起こります。つまり、月食が起こるのは必ず満月の時なのです。

また、月の軌道は楕円なので、月と地球の距離は一定では変化するのですが、月と地球が最も近づいたタイミングと満月が重なるとき、スーパームーンと呼ばれます。

三日月

毎日毎晩のように姿を変える月、それは月の満ち欠けの原理によって起きています。新月の状態から3日経ったときの状態を表す呼び名が””三日月””です。

そもそも、月および地球も自ら進んで光り輝く惑星ではありません。地球から観る月は、太陽によって日光が当てられた部分が反射して光を放ち満ち欠けを起こしているように感じているのです。月の満ち欠けはの順番は、太陽・月・地球の 位置関係に従って決まります。月は地球の周りを公転しているので日によって太陽に照らされる部分が変わり、地球にいる私たちから見た月は約1ヵ月(30日間)のスパンで満ち欠けを繰り返しているのです。

そして三日月は新月から三日間を経た月の形の状態を表しています。細い弓上の形でクロワッサンと同じような形をしています。また、その神秘的で可愛らしいシルエットから女性たちの多くの人気を集め、三日月アイテムと称して三日月型のアクセサリーや小物も多数販売されています。

日毎にその形を変え、神秘的かつ不思議な魅力ある月に興味を持ってさらなる惑星や星への知識を増やし、 三日月だけでなく新月や満月すべての形に詳しくなって美しい月の魅力を周囲の方達にも伝えましょう。

月齢とは

月齢とは、朔(新月)の時を「0.0」、つまり起点としてそこからの経過時間を日数単位で表した数値のことです。満月で、ほぼ月齢15.0になります。

朔の瞬間に「0.0」で、翌日は「1.0」というように、1日経過するごとに1ずつ数値が増加していきます。任意の時刻でも定義することができますが、実際は正午(12時)や21時といったように、毎日特定の時刻の月齢を表示することがほとんどです。

朔(新月)の時点で0.0、そこから月が満ちていき、満月の時点で15.0、そしてそこからどんどん欠けていき、29.0まで近付きます。再び朔が訪れ、その瞬間に再び0.0に戻ります(一巡)。

小数点以下の数値は、この一巡の間は変わりません。しかし、次の朔(周期)へと移るとき、基準が新しい朔へと変わるため、ここで小数点に変化が生じます。

月齢自体は、明治43年から暦に掲載されています。現代では、新聞や天文台のサイト、アプリなどでも知ることができます。

朔とは

朔とは現在の新月に当たります。太陽→月→地球が一直線に並ぶと、太陽に照らされていない部分しか地球からは見えなくなります。暗く、月が出ていないみたいに見える時間やその時間を含む日を朔と言います。

日本は古来から太陰暦、つまり月の満ち欠けを基準にしていました。ですから、月が少しずつ欠けていって、ついに見えなくなった日を出発にして、そこから新しい「月」が始まるとしていたのです。

今でも1日のことを「ついたち」と言いますが、これは「月立ち」から来たもので、1日と書いてもついたちと読みますが朔日と書く場合もあります。もともとこの字には「元に戻る」という意味があるので、月が元の状態に戻る日ということになります。

柑橘類の「八朔」は、旧暦の8月1日ごろから食べ始めたということでついたといわれていますが、現在では冬に収穫されています。

詩人の萩原朔太郎は11月1日生まれの長男なのでこの名前を付けられたといわれています。

ストロベリームーンとは

夏至の頃に見える満月のことをストロベリームーンといいます。北アメリカでは6月にイチゴの収穫が行われるため、ネイティブアメリカンによってそう名付けられたと言われています。ちなみにヨーロッパではローズムーンと呼ばれることがあります。

夏至の頃の月は赤やピンクに見えるため「ストロベリームーン」と呼ばれるようになったという人もいますが、実際この時期の月が特別赤く見えるという説には疑問を投げかける人もいます。夏至の頃の月の南中高度が低いことは確かですが、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ原理で、地平線近くに見える月は季節を問わず赤みがかって見えます。

湿度や大気の影響で見える色や濃さが変化することは知られていますが、6月だけ特別赤くなるという根拠には及ばないでしょう。「ストロベリームーン」という響きによって、思い込みで月が赤く見える可能性もあります。

一説によると、ストロベリームーンを見ると幸運が訪れたり好きな人と結ばれると伝えられています。こういったロマンチックな噂が満月をよりいっそう赤やピンクに染めているのかもしれません。

お月見どろぼう

少し変わった地域の風習で、愛知県の日進市では「お月見どろぼう」というものがあるそうです。地域の子供が各家を周り、お菓子を泥棒してゆくそうです。

勿論、本当に泥棒するわけではなく、地域の方々がお菓子をとりに来る子供達のために事前にたくさんお菓子を用意しておくそうです。お菓子が山積みになっているところを、子供たちが一軒一軒回ってお菓子をもらってゆくそうです。地域の方々との交流も出来、子供達も大喜びする風習のようです。日本版のハロウィンのようなものです。

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