40代の子持ちの主婦です。「酷い目にあった旅行」ありますね。5年以上前の話なのに今でも覚えています。
あれは…長女がまだ2歳の頃、普段は我慢強いお利口さんの娘だったので、調子に乗って祖父母と一緒に那須高原に遊びに行きました。
その時は東京に住んでいたので、東京から車で那須高原に向かいました。
それがまず大失敗!
渋滞や事故などで目的地にスムーズに行けず、車中は親子喧嘩が絶えませんでした。娘にとっては、殺伐とした雰囲気の狭い空間で数時間はまさに地獄…。でも、我慢強い娘は泣くこともせず耐えていたのです。
本当は行きたかったホテルがあったのですが、そこは予約でいっぱい…。宿泊できたのは、壁が薄い木造のペンションでした。隣の宿泊者の声が丸聞こえなのです。
でも、どうしても両親が行きたかったホテルの温泉だけは入りたいと言うので、温泉だけ入りにホテルに足を運んだのですが…。
その温泉は温度が高く、2歳の娘にとっては、熱くてしょうがなかったのです。
足を温泉に入れたとたん、大泣きです。今までの移動でストレスが溜まっていたせいか、温泉施設が泣き声で響きわたるほどの声の音量でした。他にも数名お客さんがみえてましたが、すぐに出ていかれましたね。抱っこして落ち着かせること1時間、温泉に入ったはずなのに私は汗びっしょりです。
さあ、気を取り直して、ペンションに戻り夕飯です。そこのペンションは部屋食ではなかった為、食堂で他の宿泊者と一緒に夕食を済ませました。味はまあまあでしたが、印象に残ってないぐらいの料理でした。
もう、なんだかここまでくるのにクタクタで…。部屋に入っておやすみしようと思ったら、今度は娘が久し振りの夜泣きです。
この夜泣きが半端ない!壁が揺れるのではないかと思うほどの大泣きで、あやしても泣き止まないのです。これには参りました!
両親もあんなに穏やかな孫が、こんなに激しく泣くなんて信じられない!と大声を出し、交替で夜中あやしてましたが、皆いつの間にか睡魔に襲われていました。
そして、次の朝…。
私達は、一緒に朝食を食べる宿泊者の顔を見ることができませんでした。あんなに薄い壁で話し声が丸聞こえのペンションですよ!あの激しい夜泣きが聞こえないわけがありません。おそらく、そこの宿泊者は寝れなかったことでしょう。
早く、このペンションから出たい…。この気持ちは家族皆一緒でした。
そして、またまた気を取り直して、今日は「牧場に行こう!」ということになりました。
しかし、牧場に着いたとたん、大粒の雨が降ってくるではありませんか。
「いったい、何でこんなにハプニングだらけなの~!」と散々な旅行を後悔していた私です。しかし、この旅…。計画性がない証ともいえます。
自分の言葉で自己主張ができない2歳の娘のことも考えず、人気のあるホテルの予約も間に合わない、移動だけで何時間かかっているか…。
何より巻き込まれた宿泊者の方に申し訳ない。
この教訓を生かし、長男の時は無理な旅行計画はしませんでした。成長を待ってからの旅行、これ大事なことです!