フェノールについての説明

フェノール 健康

フェノールは有機合成化学工業重要な原料となっている。常温では白色の針状結晶または結晶性のかたまりとなっている。

化学名又は一般名:フェノール (Phenol)
別名:石炭酸 (Carbolic acid)
フェニル酸 (Phenylic acid)
ヒドロキシベンゼン (Hydroxybenzene)
化学式:C6H6O

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フェノールとは

コールタールから分離もしくはベンゼンから合成する。
ベンゼンを原料としてスルホン化法,塩素化法,クメン法などによって合成されている。
防腐剤・消毒殺菌剤とするほか合成樹脂や染料・爆薬など種々の化学工業の重要原料となっている。
フェノールは毒性の強い化合物で,その濃厚溶液は皮膚に激しい炎症を起すが,ごく薄い溶液は防腐剤,消毒剤として用いられることがある。

フェノールフタレイン溶液

アルカリ性かどうかを調べるときに使われる溶液である。
フェノールフタレイン溶液そのものは無色透明な溶液で、アルカリ性の水溶液にだけ反応して赤く変色する。

フェノール樹脂

フェノールとホルムアルデヒドを原料として合成される不溶性、化学的耐性をもつ硬質プラスチックの総称である。
熱、電気の絶縁性がよいため、電気器具の部品その他の成形品として使用される。
他に接着剤や集積回路、積層板、塗料などに広く使用されている。

フェノールフォームはフェノール樹脂を発泡硬化させたもので、発泡プラスチックの中でも熱的・化学的に最も安定した性質をもっているため、住宅や建築用断熱材として使用されている。

フェノール亜鉛華リニメント

日本において古くから皮膚を保護し、かゆみをやわらげる塗り薬として用いられている。別名カチリという。
液状フェノール(C6H6O)および酸化亜鉛(ZnO)を有効成分とする。
皮膚そう痒症、汗疹、じん麻疹、小児ストロフルス、虫さされに効用があるとされている。
通常1日1~数回適量を患部に塗布する。

フェノールレッド

多くのフェノールは塩化鉄 (3価の鉄イオン) によって赤色,紫色,青黒色に呈色する。
フェノール、クレゾール、ナフトールなどは簡単なフェノールの例である。
2個以上のフェノール性水酸基をもつ化合物はポリフェノールと呼ばれる。

医療用医薬品フェノール

医療用医薬品フェノールは殺菌消毒剤として用いられる。必ず希釈して濃度に注意して使用しなければならない。
手指・皮膚の消毒にはフェノール1.5?2%溶液を使用する。
医療機器や手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒フェノールは2?5%溶液を使用する。
便や吐物など排泄物の消毒フェノール3?5%溶液を使用する。
痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされの鎮痒フェノール1?2%溶液又は2?5%軟膏として用いる。
原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕および吸収され、中毒症状を起こすことがあるので、直ちに拭きとりエタノールまたは多量の水でよく洗い流す。
使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)および大部分のウイルスに対する効果は期待できない。

フェノール法

フェノール法とは陥入爪(巻き爪)の治療法である。

フェノールという薬品を使って変形している部分の爪が生えてこないように爪の根っこの部分である爪母(そうぼ)を部分的に殺すという方法をいう。

巻き爪部分が炎症や化膿を起こしている状態で手術をすることができる。

フェノール法の手順は陥入爪(巻き爪)となっている指の爪の根元に麻酔注射をする。その後、陥入している部分の爪を根元(爪母)から切除する。フェノールで切り取った部分の爪母(そうぼ)を焼き殺す。

フェノール法のメリットは・ほとんどの巻き爪のケースで施術が可能、プレート法やワイヤー法と違い通院回数が少なくて済む。保険適応の処置のため費用が安く済む。処置後は陥入爪の痛みの引きが早い。

デメリットは陥入爪部分を切り取るので爪の幅が狭くなる。切除した爪母の部分から爪が再生する可能性があり、再び陥入爪(巻き爪)になる可能性がある。

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