曹洞宗の概要と教え

曹洞宗 特集

曹洞宗のお寺と聞くよりも、禅宗のお寺と耳にすることの方が多いのではないでしょうか。正式には、曹洞宗と呼ぶのですが親しみ深く禅宗と呼んでいる方々も多数いらっしゃいます。そのため、この宗派の名称に馴染みが少ない方もいらっしゃるのは確かです。

まず、曹洞宗を伝えたのは、道元禅師です。遡ること鎌倉時代ですが、仏法の教えを中国からはるばる日本へ伝えました。その後、日本で広めるのに尽力したのが、瑩山禅師です。この方が、現在の基礎となる仏教を広めて行きました。
この二人の僧侶を、曹洞宗では「両祖」と呼びあがめられております。ご本尊様は、「お釈迦様」と共に、 「一仏両祖」と言う考え方で信仰を行っています。

この曹洞宗には、本山が2つあるのをご存知ですか。福井県にある大本山永平寺と横浜市にある大本山總持寺です。どちらも宗教に詳しくない方でも、お寺の名前は知っている方も多いでしょう。總持寺には、石原裕次郎のお墓があることから知るきっかけになった方もいるのではないでしょうか。

この2つの本山を両大本山と呼んでいます。ここは、曹洞宗のお寺の根源となるお寺となっています。そのため、お寺により、永平寺、總持寺のどちらかに派閥が別れていることもありますが、必ずしもどちらかに決めなくてはならないものでもなく、どちらの派閥にも属しているお寺ももちろんあります。

宗派に寄り宗旨があるのですが、曹洞宗は、「正伝の仏法」としている宗派です。簡単に言えば、座禅の教えですので、座禅を行うことで心身にやすらぎを感じられることで、そのあり様が仏の姿だと自覚することにつながっています。

そのため、坐禅の教えでは、「行住坐臥」と呼ばれており、「行」は歩く、「住」はとどまる、「坐」は座る、「臥」は寝ると人間に欠かせない暮らしの全てにおいて穏やかで安らかな心持ちで過ごすことを目指すと言われています。曹洞宗では、人間のあるべき姿は、このような教えを有難く受け止めて生きる価値を感じることにあるとされています。

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