冬に家庭で食べることが多いすき焼きですが、こちらは作り方によって関東風と関西風に分けることができます。
自宅で行っているすき焼きがどちらを作っているのか把握していないという方は、関東風と関西風を比べてみるというのもよろしいのではないでしょうか。
もしかすると「え!そうだったの?」という驚きがあるかもしれません。
関東風すき焼きのレシピ
まず関東風のすき焼きの作り方としては、鍋を温めて牛脂を溶かしながら鍋全体に塗っていきます。
次に牛肉を広げながら焼き、あまり焼きすぎてしまうと焦げてしまったり、肉が固くなるので、半生程度まで焼いていきます。牛肉が固くなるのを避けるために、2~3枚ほどしか焼かずに、後で牛肉を入れるという方もいます。
次にねぎを焼き、具材が浸るまで割り下を注いでいきます。割り下を注いだ後は焼き豆腐、春菊、しらたき、えのきなどお好みの具材を入れていきます。
しらたき
しらたきは下ゆでをすることでアクが抜けるので、下ゆでをしてから入れたほうが臭みがなく美味しく食べることができます。
しらたきの下ゆでの方法としては、水から茹でて5分ほど沸騰させた後に水気を切り、食べやすいようにカットしていきます。
割り下
割り下を入れたらしらたきを入れますが、この時に肉が固くならないように肉の位置と離してしらたきを入れるようにします。
割り下の分量としては、醤油100ml、出汁150ml、みりん100ml、砂糖大匙3杯から4杯となります。こちらは4人前の分量となり、人数や好みによって調整をするようにしましょう。
割り下は市販でも販売されているので、そちらを使うと割り下を作る手間を省くことができます。
関西風すき焼きのレシピ
関西風のすき焼きの作り方としては、牛肉を焼くところまでは関東風と全く同じ手順となり、牛肉を裏返し、砂糖をまぶしていきます。
砂糖の量としては、肉の表面が隠れるくらい入れるようにしていきます。少し間を置き、醤油をかけていきます。醤油を加える時に酒を加えるという方もいます。
醤油の分量としては大匙3杯から4杯となります。醤油をかけ終えたら具材を入れていき、水気が出やすい野菜から順番に入れていきます。全ての具材を入れ終わると鍋のフタをし、具材が煮えるのを待ちます。
鍋にフタをする方としない方もいるので、そちらも自分のお好みとなります。具材が煮えた後に味が濃いようでしたら、酒を入れたり水を入れて味の調節を行います。
関西風と関東風の違いとしては、関西風が割り下を使わずに作り、関東風は割り下を使って作ることとなります。
ちょっと変わったすき焼きのレシピ
変わったすき焼きにするためには、定番の具材を少し変えてみると一風変わったすき焼きが出来上がります。
変わった具材としては、トマト、ナスビ、レンコン、ニラ、セロリなどが挙げられます。
牛肉の他にも鶏肉や豚肉でもすき焼きをするという方も多いでの、定番のすき焼き以外を食べたいという方は入れる肉を変えてみるというのも良いかと思います。
すき焼きには絞めにうどんやご飯を入れて食べるのが定番ですが、ご飯にチーズを入れることでリーズリゾット風に仕上げることができます。
すき焼きの具材で大根を入れるという方もいますが、大根おろしを入れるという方もいます。こちらはすき焼きが出来上がった後に大根おろしを上からかけて完成します。
みぞれすき焼きと呼ばれていて、さっぱりとして食べやすいとされています。きのこを多めにしたきのこすき焼きや海鮮を大めにした海鮮すき焼きなどもあるため、自分のオリジナルのアレンジを作ってみるというのも良いのではないでしょうか。