退職届けの書き方・出し方などについて説明します。

退職届 特集

現在勤めている会社を辞めるためには退職届けを書かなければなりませんが、書き方がわからないという方は、退職届けの書き方や出し方も把握しておいたほうが良いでしょう。

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退職願・退職届の書き方

まず用意するものとしては、用紙、書くもの、白い封筒、印鑑となります。
用紙は白紙のものを用意するようにし、コピー用紙を使用しても大丈夫です。

書くものとしては消すことができないボールペンまたは万年筆となります。

基本的には縦書きとなり、一番右の中央付近に退職願もしくは退職届と書きます。

次の行の一番下に私事、もしくは私儀、と書き読点も忘れずに書きます。

三行目に退職理由を書きます。

退職願の場合は
「このたび一身上の都合により、来る平成○○年△月××日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」
と書きます。

退職届の場合は
「このたび一身上の都合により、来る平成○○年△月××日をもって退職いたします」
と書きます。

退職理由を二行か三行ほど書いて、退職理由の次に一行開けて日付を書き、
次に所属している部署、次に名前を書きます。

名前の下には印鑑を押します。名前の次の行に会社名を書き、次の行に社長の名前を書きます。
このとき、社長の名前は自分の名前より上に来るように書きましょう。

退職届けは直属の上司に直接渡すことになります。

社長に直接渡すことをイメージされる方もいますが、必ず上司に渡すようにしましょう。
机の上に置いたり、わかる場所に退職届けを置くのではなく、直接手で渡すことがマナーとなります。

会社によっては退職届けを出さなくても、会社で用意された書類を書くだけで良い場合もあります。

退職願・退職届を出すタイミング

出す時期としては、辞める前の1ヶ月か2ヶ月前になります。

いきなり退職届けを出す方もいますが、出す前に事前に辞めるという意志を伝えておくようにしましょう。

退職願・退職届の封筒

退職願も退職届もふさわしい封筒に入れて提出をします。

「白封筒」「二重封筒」と呼ばれる中身が透けないよう紫色の紙などで二重の構造になっているものがふさわしい封筒です。

白封筒でも郵便番号を書く「□□□-□□□□」という赤枠があらかじめ書かれているものではなく無地のものを選びます。

退職願や退職届は直接渡すものなので郵便番号を書く必要がないからです。

茶封筒と言われる事務的な用途で使われるものや私信で使用する柄や色付きのものはふさわしくない封筒です。

封筒の書き方は、表に「退職願」「退職届」と書きます。裏には向かって左下に所属部署、名前を書きます。

封筒の中に三つ折りした退職願・退職届を入れて封をします。

退職届と退職願の違い

退職願は「○月×日に退職したいと思います」という
「退職を願いで出る書類」願書で提出した後でも撤回することができます。

退職届は「○月×日に退職いたします」と「退職を届け出る書類」は
正式な書面なので提出した後には撤回ができません。

円満に退職を臨むならば退職願がよいです。

辞表と退職届の違いについて

辞表と退職届を同じように扱っている人も多いようですが、これらには違いがあります。まず辞表ですが、一般的な会社では辞表という言葉を使いません。現在使われているのは公務員か非常に高い役職についている人だけのようですので、一般的には退職願・退職届を使うことになります。

辞表というとこのどちらの意味にも使われてしまいますので、正式な場で使用しない方が良いようです。

それでは退職願と退職届の違いですが、退職願は日付を指定して仕事を辞めたいという意思を伝えるものであり、退職を願い出るものです。それに対し、退職届は指定した日付に退職することを伝えるものですので、退職を届け出るだけの意味と考えることができます。退職願を出してからやはり続けたくなって撤回するようなことも可能ですが、退職届は一度出してしまうと撤回できませんので注意が必要です。

既に辞める人と会社との間で話し合いが行われており、辞める日付もその話し合いで調整が済んでいる場合には、その決まった日付で退職届を出せば良いことになっています。これは会社の規定によっても異なりますが、事前に相談しておけばその後の流れは会社側から指定されますので、それに従えばスムーズに手続きできます。

退職届・退職願のテンプレートのダウンロード

インターネットで検索をすればたくさんのテンプレート・ダウンロードサイトがありますので、苦労することはないと思いますが、一つ紹介をしておきたいと思います。

退職届・退職願の正しいフォーマット・テンプレート10選
過去2社に退職届を提出してきた経験を元に、状況別にどのようにフォーマットを使えば良いか解説しつつ、おすすめのテンプレート・フォーマットをご紹介します。

会社都合による退職届について

退職届
退職届は、自己都合による退職の際にだけ書くものではなく、会社都合による退職の際にも退職届を書く場合があります。

この際には、一般的な自己都合による退職届の文言である

「このたび一身上の都合により」

の部分が

「このたび貴社、退職勧奨に伴い」

となります。

なお、一部の悪質な会社では会社都合の場合でも、退職届を書かせて自己都合により処理するということもあるのだとか。
会社都合による退職届は、作成と提出には十分に注意を払いましょう。

退職の挨拶について

会社員として企業に属し、その企業を退職する時は退職挨拶を行うのが通例です。

退職挨拶を行う相手としましては、同じ部署の同僚、上司、管理職の人たち、場合によっては役員や社長に対して行う場合もあります。

退職挨拶でまず言っておくべきことは、会社の人たちに対し、共に仕事が出来たことへの感謝の気持ちです。
そして退職理由を言うことも礼儀として必要です。

どうしても退職理由が公表できない場合は、一身上の都合という言葉で表現します。

しかし、お世話になった会社の人たちに対しては、退職理由を伝えるのが道理というものです。
そして、退職理由を挨拶で伝えた後は、今後のことについて触れる場合があります。
今後の事については特に言う必要はないのですが、例えば体調を崩して会社を退職する場合などは、
同僚が心配をしますので、今後のことについて挨拶の中で触れておくと良いでしょう。

ただし、商売敵の企業に転職する場合などは、逆効果となりますので要注意です。

これが退職挨拶の主な流れです。

契約社員の契約満了の退職届について

契約社員の退職には、大きく分けて会社都合退職と自己都合退職があります。契約社員が契約満了して退職をするケースでも、両方の場合があるので注意が必要です。契約期間の途中で契約社員の都合によって退職をする場合には、自己都合退職となり、基本的に退職届は必ず必要になります。

期間満了による退職ならば、退職届は必要ないと考える人も多いです。実際に、期間満了による退職では会社から通知があるのみで、退職届は要求されないというケースも多いです。会社によって手続きの仕方が異なるので、会社の指示に従いましょう。

契約社員が契約満了で退職をする場合に、退職届を出すか否かという問題は、それほど重要なポイントではありません。どちらのケースでも、きちんと真実が反映されていれば問題はありません。ただし、注意をするべきポイントもあります。

もしも期間が満了して、契約社員側の都合で契約を更新しない場合には、自己都合での退職となります。この場合には自己都合であることを退職届にも書きます。

一方で、契約社員が契約の更新を望んでいるにもかかわらず、会社の都合で契約の更新がなかった場合には、会社都合となります。退職届を書く場合でも、しっかりと会社都合であることを記載しておくべきです。悪質な会社では会社都合なのに自己都合のような記載内容の退職届を出すように指導をするところもあるので、注意をしておきましょう。

パート・バイトの退職届について

パートやアルバイトを辞める時に提出する退職届。口頭で辞めると伝えれば済むことが多いですが、実はあると役に立つのが退職届です。
1つ目の役立つ点は、退職の意志を確実に伝えられることです。人手不足が深刻化する昨今、その場が忙しいことや人事担当への確認を理由に退職の話をうやむやにされてしまうことがあります。そんな時、退職届を渡すことで退職の理由や意志を確実に伝えることができます。また、自分の上司に人事を決めることができなかった場合、その更に上の上司に話を通しやすくなります。

2つ目の役立つ点は、「自己都合退職」の証明になる点です。これは企業側から見たメリットになります。ブラック企業などの問題が多い中、企業は解雇や退職に関して敏感になっています。
会社側が辞めさせたのか、自分の意志で辞めたのかということは口頭でのやり取りでは証明することができません。しかし、退職届を作成していれば証明できます。
退職が会社側の責任でないことを証明しておけば会社側も安心して退職の対応をすることができて、スムーズに話し合いを進めることができるでしょう。

以上が退職届の書き方です。退職届には
(1)合意退職か辞職か
(2)退職を申し出た日
(3)退職日
(4)退職者の氏名・住所
(5)提出先の会社名・担当者名・住所
を書く必要があります。お世話になった会社にきちんと退職の旨が伝わる退職届を作成すると良いです。

定年の際の退職届について

定年とは、ある一定の年齢に達した時には退職するということが、予め労働者と使用者側と双方の間で取り決められている制度であって、その条件に達した人は、公平・平等に退職となる仕組みです。予め規則等により定められており、その条件を満たすことになった場合には、自ずから職を引くことになるので、本来から言えば退職届という書類の提出は不要ということが出来ます。

しかし、長年にわたってその職務に精励してきたことを思えば、規則上に規定されていることとはいっても、ただ単に今日でおしまいというのは余りにあっけなく淋しいものです。退職届はただ単に一枚の紙でしかないわけですが、その一枚には大切なものが含められています。

長年その職務に精励してきた労働者にとっては別れがたい職場ではあっても定年となっていよいよこの職場を離れることを実感させる、あるいは無事にこの職務をやりおおせたという誇りと安堵感を抱かせるものであり、また一方で新しい道へと踏み出すことへの覚悟を抱かせる大切な書面ということも言えます。

一方使用者側にとっても、この書面を一枚うけとることにより、労使関係の解消をお互いに了承したことの証となります。このような理由から定年制による退職届はあえて提出するように一般的には規定されています。

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