七夕の由来、飾り・短冊、日本三大七夕祭りなどを説明しています

七夕 イベント・レジャー

七夕は日本の暦上で非常に重要な節目の日である五節句【桃の節句(ひな祭り3月3日)や端午の節句(こどもの日、菖蒲の節句5月5日)】のうちの一つです。この場合は七夕は”しちせき”と読まれるようです。

七夕の”たなばた”の語源は古く、古事記や日本書紀、万葉集で詠まれています。奈良時代ころに大陸から伝わった行事と、日本にすでに存在した棚機津女(たなばたつめ)伝説とが混ざり合ったとされています。

日本では旧暦の時代にお盆の関連行事として七夕が行われてきたようですが、明治の時代となって新暦を取り入れたことにより、旧暦7月15日前後であったお盆の時期が新暦8月15日前後に移ったことにより、七夕とお盆の関係が薄れたそうです。

七夕の日は全国的には7月7日ですが、七夕祭りで有名な宮城県仙台市、北海道の大部分では七夕は8月7日、愛知県安城市の七夕祭りは毎年8月第1週の金・土・日におこなわれています。

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七夕飾り

毎年7月7日の七夕には竹に飾り付けをする家庭も多いことでしょう。最近では七夕飾りがセットになったものも売られており、キャラクターものなどその種類も様々です。しかし、本来それぞれに意味があることを御存知でしょうか。

七夕の飾りで一番に挙げられるのはやはり「短冊」でしょう。

願い事を書いた短冊はもはや定番ですが、元々の短冊は「五色の短冊」と呼ばれ、陰陽五行説にちなんで青は人間力を高め、赤は両親への感謝を表すなど短冊の色によって様々な意味を持ちます。受験生であれば紫色、人間関係を改善したいのであれば黄色の短冊を選ぶとよいでしょう。

七夕

短冊の他にも色々ありますが、例えば折り紙を切って網のようにした飾りを見たことはあるでしょうか。これは網飾り、もしくは投網(とあみ)と呼ばれるもので漁での大漁祈願、または幸運を絡めとるという願いが込められています。

網飾りなどを作った時に出る紙くずをかごのような形にしたものは「屑籠(くずかご)」で、整理整頓が上手くいくようにという願いが込められています。

また、笹には七夕の主役である「織姫」と「彦星」の人形を飾る方もおられますが、二人のように仲良くと恋愛運の向上を願うものです。

ちなみに、織姫の着物を飾ることもありますがこれは「紙衣」と呼ばれるものです。織姫の着物は織姫が自分で作ったものとされており、裁縫の技術向上や女子力を高めたいという願いが込められています。

また、紙衣を竹の一番先端に吊るすと子供が災厄に巻き込まれた際の形代になるともされています。紙衣同様、織姫が使う織糸を表した「吹き流し」も同様に裁縫の技術を高めたいと言う願いが込められています。

他にも、「ちょうちん」は心を明るく照らし前向きな人生を送れるように、「星飾り」は短冊に書いた願いが叶うように、「輪飾り」はみんなの夢や願いが繋がるように、とそれぞれ願いや意味が込められています。

なお、笹の葉も邪気から守ってくれる効果があるとされています。

七夕飾りの短冊の意味・由来と書き方

夏もそろそろだと感じられるようになってくる頃、七夕もやってきます。織姫や彦星のことを考えながら、一日中晴れていますようにと願う方もいることでしょう。笹を用意して綺麗に飾れば、後は夜が来るのを待つだけです。

七夕

そんな笹に飾る短冊ですが、何気なく書いているだけのものではありません。願い事を叶え、字が上手になるようにという意味があるので、願い事だけを書くものだと思っている方もいるかもしれませんが、それ以外にも七夕にちなんだ言葉や絵を描いて下げていることもあります。

五色の色の紙そのものにも意味があり、黒または紫は同色として扱い、学業などの願いごとの時に使います。白は義務や規則などをあらわしているので、規則正しく生活をしたいというような時に使うといいでしょう。緑や青は成長、そして黄色は友情や信頼、赤は感謝を意味します。何かを書きたいと思ったら、紙を手に取る前にどんな願いが自分の中に在るのか考えてみるのも面白いでしょう。

それ以外にも笹にはたくさんの飾りがつけられますが、これらにも意味が込められています。紙衣は、女の子の裁縫の上達を願い、巾着はお金が貯まりますようにという金運アップのお願いです。投網も見かけますが、これは豊漁になりますようにということで、余り見かけない飾りかもしれません。くずかごは整理整頓をきちんと行い、ものを粗末にしないよう大事にするという願いがありますし、吹流しはあの織姫のような機織の腕を目指します。あの千羽鶴も飾りの一つで、家族の長生きを願って飾られていたのです。

今では用意されているから書くだけという方も少なくありません。実は深い意味と由来がありますので、自分が書く時や家族や友人と一緒に短冊を書く時にも、少しだけ考えてみるといいでしょう。一年に一回だけの織姫や彦星の逢瀬と、そして自分たちが書ける願い事に思いを馳せる時に、もっと効果的な書き方が出来るようになっている事でしょう。

七夕

七夕飾りはいつからいつまで飾るの?

夏になると子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人々が、七夕飾りを飾っています。幼稚園や小学校でもそれぞれ個性的な飾りを作ったり、願い事を短冊に書いて吊るすなど工夫を凝らしているのです。

そのような七夕飾りは、いつからいつまで飾るのかわからなくて戸惑ってしまう人も多く見られます。日本では7月6日の夕方から夜に行うのが一般的です。地方によって神社が執り行う祭事の日にちは異なりますが、早い地域では7日の朝、遅い地域では7日の夜に禊を済ませているようです。そのためわ七夕飾りは、6日の夕方以降に飾って一晩中おいてから7日の夜までに片付けておくことが肝心といえます。

7日中に七夕飾りをしまっておかないと、せっかくの短冊に書いた願い事が叶わなくなってしまうとも言い伝えられているのです。七夕飾りは7日中にきちんと処分しておくことが非常に大切といえます。これからも、織姫と彦星のロマンチックな伝説は、多くの人々の心に引き継がれていくのです。

日本三大七夕祭りとはどこ?

日本の7月におけるイベントのひとつとして、彦星と織姫が天の川で会えることを祝い、短冊に願い事を書いて飾る七夕があります。そのため、毎年七夕付近になると日本各地で笹の葉やイルミネーションなどが展示され、中でも日本三大七夕祭りと呼ばれるものは、圧倒的な賑わいをみせます。

基本的に日本三大七夕祭りといえば、宮城の仙台七夕祭り、神奈川湘南ひらつか七夕祭り、愛知県の安城七夕祭りが挙げられます。

宮城の仙台七夕祭りは、東北三大祭りにひとつとしても知られ、日本三大七夕祭りの中で一番の規模を誇ります。仙台駅周辺に飾られる七夕の飾りやイルミネーションは圧巻で、毎年多くの人が訪れています。

神奈川湘南ひらつか七夕祭りは、他の二つが旧暦を用いて8月に行われるのに対して、新暦の7月に行われることを特徴としており、こちらも飾りやイルミネーションが絶景です。愛知県の安城七夕祭りは、願い事風船や願い事キャンドルなど、とにかく願い事に関して非常に力を入れていることが特徴です。

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関東三大七夕祭りとはどこ?

毎年7月7日の七夕には全国各地で七夕にちなんだお祭りが開催されます。特に神奈川県の「湘南ひらつか七夕まつり」、埼玉県の「入間川七夕まつり」、千葉県の「茂原七夕まつり」は関東三大七夕祭りとも呼ばれるほど知名度が高く、例年全国から観客が集まる事で知られています。

「湘南ひらつか七夕まつり」は神奈川県の平塚市で開催されるもので、第二次世界大戦後の復興まつりが起源とされています。実に50年以上続く伝統あるお祭りです。お祭り前に行われる「湘南ひらつか織り姫セレクション」が有名で、ミス七夕を決めるコンテストです。

「入間川七夕まつり」は埼玉県の狭山市で毎年8月の第1土曜日と日曜日の2日にかけて行われます。狭山市駅から沿線沿いに飾られる竹飾りが見物です。

「茂原七夕まつり」は千葉県の茂原市で行われるもので、お祭りの期間中に開催される「茂原七夕まつり」と「ちばYOSAKOI夏の陣」などのイベントを目当てに集まる観光客も多いお祭りです。

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