我が家でお取り寄せといったら、美々卯の「うどんすき」です。以前大阪に住んでいた時、遊びに来た両親にごちそうした思い出の味です。
すきやきのようなご馳走になるうどん、ということでできた料理だと聞いたことがあります。
初めて見たときはうどんがこんなご馳走になるのかと驚き、「すごいねえ」「おいしいねえ」と笑いながら食べました。
その後父が他界したので、余計に幸せな記憶として残っています。
結婚して大阪を離れた後、母と「あのうどんすきをまた食べたいね」という話になり、お取り寄せすることにしました。
届いた商品を見て驚きました。
きれいに折詰された具材の色鮮やかなこと。エビやアナゴの華やかさと、さすが関西と思わせるひろうすや生麩にも期待が膨らみます。
うどんは讃岐うどんのようなこしのある?とは一味ちがう、もっちりとした太打ち麺で、お出汁をたっぷり吸いこんでくれます。
要はぜいたくなうどん入りお鍋なので、つくり方は簡単。お鍋にお出汁とうどんと具材を入れて火が通れば出来上がりです。作っている最中もお出汁の香りのすばらしさに心奪われます。母と私たち夫婦、小学生と幼稚園の子供の計五人でいただきました。
ああ、自宅で食べても損なわれない上品さ、おいしさ、華やかさ。まさにご馳走です。温かく香りのよい湯気の中、はふはふ、おいしいおいしいと言いながら、やっぱりみんな笑顔で食べました。
普段は鍋など喜ばない子供たちもこの笑顔。子供でも本当においしいものはわかるんですね。
わずかに残ったスープにご飯を投入して、最後はおじやでシメ。至福の時間、終了。半年後にリピしました。さらに一年後にリピしました。今年も食べようねって話しています。
二人前で9250円、税別、送料込。北海道へ届けてもらうには追加の送料がかかったような。一見高いように見えますが、我が家では市販のうどんを追加して、二人前を大人三人、子供二人でおいしくいただいています。お寿司食べたり、高いお肉ですき焼きするよりむしろ安く済む気がします。考えてみると、親も子供も老若男女が心地よく無理なく食べられるものって少なくないでしょうか。
ただ、年末年始やお盆のシーズンは配送してもらえないので、意外と家族が集まるときに利用できないっていうのが難点です。我が家では逆に「うどんすき」をダシにして、親を招いてお食事会をしているところもあるので、それはそれでいいかもしれません。
親や祖父母など年配のお客様、小さな子供などとのお食事に、自信をもっておすすめします!
すき焼きのシメのうどんが大好きという人は多いですが、それであれば最初から「うどんすき」から入るというのもアリですよね^^シメはご飯を入れておじやというのもとても美味しそうです。