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山で迷わないために【山仕事をしてる私が体験から言えること】

 2017/04/27 イベント・レジャー この記事は約 5 分で読めます。 1,562 Views
山を樂しむ

8月11日は2016年に施工された日本の国民の祝日「山の日」です。せっかく「山の日」という祝日があるのだから、登山やハイキングで山を楽しもうと考えている方も多いかも知れませんね。山の綺麗な空気をいっぱい吸い込んで、マイナスイオンで溢れている山中を歩けばストレス解消になること間違いなしです。

山で遊ぶ人が増えているのも一つの要因でしょうが、山での事故は年々増え続け、2017年には遭難者数が3,000人を超えました。態様別では道迷いが39.5%でもっとも多く、ついで滑落が16.5%。山での事故の4割近くは道迷いです。

山で仕事をしている私でも年に1・2度は迷いそうになります。私の場合は道のない山中での事なので少々事情は違いますが・・・。
今回は、山を歩いて道に迷わないためにはどうすれば良いか、私なりに思っていることを紹介します。
少しでも道迷い事故が減ることを祈って。

なぜ道に迷い事故になるのか

人気のある登山道や林道を歩き、常に人の気配を感じながら歩くなら、まず道に迷う事はないでしょう。しかし山には魅力が沢山あります、ついつい道を外れて立ち入り禁止区域に入り込み、気づいたらどこにいるか分らなくなる。ゆっくり周りを見渡し考えもせずに歩き回り、疲れはて動く事もままならず事故になる。

私は数年前の秋に一度、山中で迷っている人に出くわしました。
仕事をしていると「おーい!おーい!」という叫び声が聞こえてきたので、声の方へ近づいて行くと40代の中年男性が迷っていました。男性はキノコ採りをしていて、気づいたら自分がどこにいるか分からなくなり、私たちが作業してる音をたよりに歩いて来たらしく、出会った時には疲れ果て立ってるのがやっとという状態でした。聞くと毎年同じ所でキノコ採りをしていて「慣れた場所なので油断していつもより奥に入ってしまった」という事。キノコや山菜につられて、下ばかりを見てどんどん歩き、方向感覚が狂いあげく事故になる。

山に行くと人混みを避けたいので人のいない場所に行きたくなる気持ちは分かります。ゆっくり静かに山と親しみたい、だから人気のない山を選んで行きたいと思うのも当たり前かも知れません。もしもそうして山を楽しみたいのなら、迷わないために十分な用意をすることが大切です。

迷わないために用意したいもの

ほとんどの山ではスマホや携帯などは使えないと思っていた方が良いです。車を降りた時や登山道で使えていても、迷うような状況になる場所では使えないものだと思って下さい。
よくオリエンテーリングで使用する様な「コンパスを持って行くと良い」と書いてありますが私はおすすめしません。私は仕事中にコンパスを持ち歩きますが、しょっちゅう北と南が逆転します。また正しくコンパスを使うには、まず自分のいる位置が分かっていなければいけません。そもそも自分のいる位置が正しく分かっていたら迷いませんよね。

GPS

ハンディタイプのGPSを利用すると迷う事はなくなります。GPSを選ぶときは必ず足跡機能の付いた物、バッテリーがなるべく長時間もつ物、ディスプレイの見やすい物を選ぶと良いです。そして予備のバッテリー(乾電池)を持つことを忘れずに。
一緒に行動するグループに最低でも一つは用意することをお勧めします。価格は20,000円程度~と少々お高いですが、身の安全を考えると安い買い物だと思います。

GPSの足跡機能を使うとまず迷う事なく出発地点に戻れます。
車を降りた時に足跡機能をスタートすると、現在自分のいる位置までの歩いた軌跡が線で表示されます。道に迷って自分がどこにいるのか分からなくなっても、線をたどって戻れます。

山で仕事をしていると、目につくのがビニールの紐。おそらく竹の子採りか山菜採りで迷わないように、出発地点からずーっと引っぱって歩いているのでしょうが、ビニールの紐は風化こそすれ無くなる事はありません。後から来た人に怪我をさせる事もありますし、山を汚す事にもなります。いくら保身のためとはいえ、山を汚すような行為はやめましょう。

またGPSを使用すると便利な事もあります。
例えば珍しい草花の群生地を見つけた時、希少なキノコを見つけた時などは、その位置をピンポイントで日時と一緒に記録する事ができますよ。
翌年もう一度、あの場所に行きたいという時に、迷わず行けるっていうのは嬉しいですよね。

飲料水と軽食

水と軽食なんて、迷う事と全く関係ないと思われるかも知れません。しかし迷う方のほとんどが冷静さをかき、あてもなく歩き、ますます迷ってしまいます。いくらGPSを持っていても、冷静さを欠き彷徨い歩いてしまっては元も子もありません。

迷いそうになったら、まずは落ち着いて周りを見渡すことです。数人のグループで行動するとありがちなのが、あっちだこっちだと帰る方向がまとまらず、不安もあって皆がイライラして険悪な雰囲気になり、せっかくの楽しい山遊びが台無しに。
落ち着くには食べるのが一番。また飲料水が少ないというのも不安になる要因になります。飲料水は多めに持ち歩きましょう。食べて落ちついたらGPSをゆっくり眺めて方向を確認してから歩き始めましょう。

迷わないためには冷静な心を保つ事も重要ですよ。

まとめ

山に遊びに行く時は、必ず天候を確認して行きましょう。大雨警報の日に行く人はいないでしょうが、意外と見落としがちな警報が、強風警報です。強風が吹くと木の枝が折れるだけでなく、時には数十メートルはある木が倒れてくることがあり、とても危険です。

また山には危険な野生動物が生息しています。私は仕事中に数回ヒグマを見ていますが、幸運な事に襲われるような怖い目に合った事がありません。毒蛇のマムシも何度となく見ています。山には間違いなく危険な野生動物が生息しています。万が一熊に襲われたら助かる術を知りません。なので、野生動物の出没情報は重要です。山道の入口に○月○日熊出没という看板が出ていたら入山しないのが賢明です。

山には危険がありますが、それは海も同じ事。
山ではルールを守って、不要な危険を避けて楽しく遊びましょう。

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